トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

紙の書類は当分残る予感がする

最近、本だけでなく書類を電子化しようという流れがある。

要はそれまで紙で出していた書類を、WordやExcel、PDFその他の形式の文書にして、パソコン上で扱おうということなのだけれど。
紙の量を削減すればエコにも繋がるという寸法。ペーパーフリー万歳。本当に?


相変わらず私は紙に埋もれている。
何故か?
結局、紙が便利だからだ。


紙で書類を出すメリットを並べてみる。

  • ペンがあれば簡単に書き込みができる
  • 3次元である
  • スペースさえあれば何枚でも並べておける
  • 消えない
  • 会議等で楽
  • 目が辛くない

パソコンだと、画面に1ページ(並べ方を工夫すればもう何枚か)しか表示できない。一方紙の書類は机の上に何枚も並べたり、連絡事項なら壁に貼ったり、実に3次元的に見やすいようにできる。

それと、書き込みができるというのが一番大きい。パソコンで書類に書き込みをしようとすると、オートシェイプだの図形の挿入だのと色々手間がかかる。その点紙の方は、好きな筆記用具で補足を書き込んだり矢印や図形を描いたりがさっとできる。


と、結局現状で扱うのは紙が便利である。
特に会議だと、各人にパソコンを持ち込んでもらうのも手間なので、紙の書類をさっさと配ってしまうのだよね。


でもiPadとかその辺りが普及すると、少しは現状が変わると思う。
あれくらいなら、パソコンに比べて持ち運びも楽だ。タッチパネルだからペンタブみたいな感じで、画面に表示させた書類に書き込めるとなおいい。文書の上に透過させた画像を重ねる感じで。
不可能ではないと思うのだけれど。


インターフェースが何とかならないと、紙の書類はなかなか駆逐できないと思うな。