トワイライツ・ノーツ

日記と本と、時々Web

文章を書く道具

金曜ロードショーでやっていた『耳をすませば』を見ていて、ふっと懐かしくなりました。というのも、中高生の頃は400字詰の原稿用紙や、大学ノートなどに小説を書いていたからです。

 

図書館に電車で通ったり小説を書く主人公の雫を見て、とても共感を覚えていました(団地に住んでいるのも非常にシンパシーが)。

 

ワープロを使い始めたのは高校で文芸部に入ったことがきっかけでしたが(家にあったので使っていましたが、今の若い子はワープロなんて触ったことすらないのかも)、結局文章を書くことから離れられず今に至ります。

でも、あまり書く道具ってそこから劇的に進化していないのです。

 

 

ブログでも、ライティングの記事でも、人狼の考察でも、小説でも、とりあえず『書くこと』に関しては結構継続してやってきているのですよね。

 

そういう訳で当然あれこれ手を出してきましたが、結局書く道具としてはWindows付属の『メモ帳』に戻ってきます。

単語置換などをしたい時はサクラエディタhttp://sakura-editor.sourceforge.net/)を使いますが、書く時はやっぱり『メモ帳』なのです。

 

 

簡単なメモ程度ならアナログのメモ帳を使いますが、後はポメラでしょうか。

 

ポメラというのは、テキストをひたすら打つだけの道具です。出来上がるのもテキストファイル。わずか数秒で起動するので立ち上がりが早いです。本当に、それだけの道具なんですよね。素っ気無いくらいかも知れません。

ワープロより低機能ですがATOKの変換辞書が入っているので快適ですし(元々IMEでも気にしないのですが)、余分な機能がない分、書くことに集中できてなかなか便利です。

 

私が使っているDM20だと、重さは400g弱、文庫本2冊を重ねた程度のサイズですね。常に鞄に入れておくと少々重たく感じることもありますけど、外で何か書く時は便利です。家だとやっぱり『メモ帳』なんですけれど。

 

後はコンビニでテキストファイルを印刷できるようになればいいのになあという程度でしょうか(紙に印刷すると見直しに便利なのですが、テキストファイルには対応していない)。

 

一時期はiPod touchや携帯(ガラケーです)で何とかならないかなあと試してみたこともありますが、あれは、どうも駄目でした。文章を打ち込むスピードが追いつかないので自分のリズムが崩れてしまうんです。

 

頭の中では先の方までできているのに、打ち出すのが間に合わないのでフラストレーションが……とはいえ、ブログの記事をメール投稿する時に稀に使うこともあるのですが。

 

 

他は書くものの資料と辞書があれば何もいらないです。資料さえ(インターネット上のもの含め)揃ってしまえば後は書くだけですし、余分なものがあると遊んでしまいます。

 

 

少しの間Wordも使ってみたのですが、これは合わなかったです。何かレイアウトを気にしないといけないのも煩わしかった。

 

それから特に、Wordは行頭下げを何度も行っていると改行しただけで勝手に字下げを行ってくれるようになるのですが、これが猛烈に気持ち悪くて駄目でした。

 

私の場合ですけれど、書く時のリズムがあるからです。行頭下げも含めた打つ時のリズムなので、そこに手を出されると非常に具合が悪いことになってしまいます。

 

どうも昔から、ハイテクなものにイマイチ馴染めないのは、この辺りが原因なのかも知れません。

その他にStory Editor(http://www.lares.dti.ne.jp/~cheebow/indexm.html)などのアウトラインプロセッサも触ってみましたが、それでも結局『メモ帳』に戻ってきてしまう辺り、文章を書く時の道具というのは最小限が性に合っているんだろうなあと思います。

 

 

そう言えば、職業訓練のライティング課題はアナログでしたが、それでも別に不自由はしなかった記憶があります。

キーを打つのとは違って、あれはあれで、書きながら考える余裕があるのがいいです。

 

つまるところ、書くことに没頭しようとすればする程、道具や環境はシンプルがいいんじゃないかなあと思うのです。

 

そう言えば、使っているポメラはDM20ですが、DM100もちょっとだけ気になります。手が小さくはないので、DM20のキーボードが少し打ち辛いからですね。電気屋に行った時にでもちょっと触ってみようと思います。

 

 

 

と、ここで冒頭の『耳をすませば』の話に戻りますけど、雫達が2013年の中学生だったらどうなるんだろうと考えて、あれ、でもそのネタどこかで見たなあと思って検索をかけてみたら、拝読しているサイトの過去記事にありました。

 

もしも「耳をすませば」の舞台が2008年だったら-カフェオレ・ライター

http://coffeewriter.com/text267.html

 

雫と聖司が現代っ子なら多分メールやSkypeなどで頻繁に連絡を取れるはずなので、やっぱりあの話の流れが成り立たなくなってしまいますね。

 

あと、名前を書くタイプの図書カードではないのかも知れません。そうなると、そもそも雫と聖司の出会いが……という事態になるので、『耳をすませば』はあの時代だからこそ成立する作品になってしまったんだなあと時代の流れを感じると共に余計に愛おしくなりました。

 

ただ、ブログで小説よりは携帯小説サイト辺りな気もします。或いは小説投稿サイトだとか。しかし、作中雫は文学っぽい本を読んでいた感じなので、携帯小説サイトよりは小説投稿サイトなのかなあ。

 

とはいうものの、携帯に向かってポチポチと文章を打ち込み続ける雫や、教えられた小説のURLをスマホで開くお爺さん、というのは絵面としてあまり盛り上がらなさそうだなあとは思う訳で、『書く道具』『書く姿』『読む姿』はアナログの方が見栄えがするというのは何だか面白いです。

 

たまにはアナログで何か書いてみるのもいいかなあと『耳をすませば』を見る度に思います。

 

 

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