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たそがれノート

日記と本と、時々Web

【ゲーム感想】オズの国の歩き方クリア

ゲーム



ひと月程前のことになりますが、オズの国の歩き方というゲームアプリをクリアしました。

ナイトメア・プロジェクトの最新作で、オズの魔法使いを下敷きにしたノベルゲームです。


ナイトメア・プロジェクトのアプリは、歪みの国のアリスからハマり、一夜怪談、迷ヒ家の鬼、7th Blood Vampire、と全部やってきたのですが、オズの国の歩き方以外は全てホラーテイスト。

でも、どれもプレイした後しみじみと優しい気分になれるアプリでした。


が、今回のアプリはホラーではない上、初めて買い切り型ではない形式です。色々と新しい試みを行っている様子。


形式としては基本無料で、毎日支給される『羽』というアイテムを消費して少しずつ先が読める、というもの。

でも課金をすることで一気に読めたり、便利機能が解放されます。

(ちなみに無課金だと、全部読むのにおよそ2か月程かかるそうです)


数日はちょっとずつ読んでいたのですが、3日目、ついに我慢し切れず『不死鳥の羽』というアイテムを買って一気に読むことに……ちょっと高いかなと思ったのですが、普通のゲームソフトを買うのと同じくらいの金額ですし、自分の誕生日も近かったし、コレさえ買えば事実上の買い切りだし良心的……! と色々自分自身への言い訳を並べての末でした……。



さて、内容です。多少ネタバレを含んでいますので、未プレイの方は注意。



主な登場人物は救世主と言われるドロシー、ドロシーの飼い犬のトト、カカシのクロウ、ロボットのジャック、ホワイトライオンの仔のレオン。


物語の始まりで、ドロシーは不思議なお城の中で目を覚まします。でも、記憶がありません。何だかわからないまま、小人の村の村長と出会い、この世界が魔女の呪いによって危機に瀕していることを知ります。そして、ドロシーの金髪が救世主の証だと言われ――しかし、ドロシー本人には記憶がないため、自分が救世主だという確信が持てません。


そこで、世界の中心にあるエメラルドの都に住むという大魔法使いオズを訪ね、記憶を戻してもらおう――ということが当面の目標となります。


その道中、愉快な仲間たちと出会い、ドロシー自身の記憶や役割が少しずつ明かされていくのですが……エンディング少し前で、思わず涙腺が緩んでしまいました。

みんな優しいし、格好いいし、可愛いし、頼りになるし、でも変なところが抜けていて、それが実に彼ららしい、というか。本当に彼らだからこそたどり着けたエンディングだなあ……と思いました。



とはいえ、シナリオ自体は大好きなのですが、システム的にもう一歩……と思われるところも多少あったので挙げておきます。


○テキストのスキップ機能が欲しい

→一章毎のボリュームがかなりあるので、全部の選択肢を見るために周回するのが少し辛かったです(大体タップ連打でした)。せめて次の選択肢までスキップする、などがあれば良いのですが……。


○やっぱりマルチエンディング希望

→途中、選択肢がいくつかありました。そしてどれを選んでも色々な展開が見られて面白かったのですが……コラムページにもあった通り、マルチエンディングの名残り、が随所に見られます。これが結構勿体ないですし、周回する楽しみってやっぱりマルチエンディングを攻略するためっていうのもあると思うんです。

これまでのナイトメア・プロジェクトのアプリが全てマルチエンディングだったというのもあるのでしょうけど、不死鳥の羽を買ってシナリオ一本道、というのはちょっぴり残念に感じてしまいました。



システム的に悪いところだけではなんなので良い点も。



○引き継ぎ機能はすごく嬉しい

今までナイトメア・プロジェクトのアプリを、携帯などが変わる度に多いもので3回くらい買い直していたのです。

でも今回は引き継ぎ機能があるのが(不死鳥の羽を買っただけに)すごく嬉しかった。



システム的な不満点は多少ありましたが、ボリュームはかなりのものですし(読み切るまで、大体3日くらいかかったでしょうか)、寝る間も惜しんで読み進めたゲームは本当に久しぶりでした。


今までのナイトメア・プロジェクトのアプリはホラーテイストのため、キーカラーが赤と黒という感じでしたが、今回は金色と澄んだ青。

金色の煉瓦道を、一歩一歩進んで行く彼らの道中を思い返す度、愛しいような見守りたいような気持になります。


という訳で、基本無料ですし、文字を読むのが苦にならない人にはぜひおススメしたいアプリでした!




ナイトメア・プロジェクト公式ページ

オズの国の歩き方