トワイライツ・ノーツ

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【シンプルライフ】欲しいものリストを書き出してみたら、あまり数が出なかった

手帳を新調する度に、欲しいモノリストを書くことにしています。私は毎年1月1日に手帳を新しくするので、大体3ヶ月程経ったのですが、欲しいものリストの数があまり伸びません。

最初の方はマンションとか(賃貸は部屋のカスタマイズの自由度が低くて……)、ミラジーノ(車)とか大きなものが書いてあるのですが、結局『モノ』だけに絞ると12個です。

ペンとか新しい下着、とかそういう日用品レベルのものまで書き出さないと全くリストが伸びない気がしています*1

昔は――シンプルライフを目指す前まではもっとあれこれ欲しいものがあったと思うのですが、いまは割合そんな感じです。

という訳で、何が変わったのか分析してみます。

 『あれば便利』程度のものにあまり惹かれなくなった

あれば便利だけれど、別に今持ってるもので充分代用がきくし、継続的に使うかわからないものを買うのもなあ……という思考で、大抵のものは購入対象に入らなくなってきました。

例えば長年買うべきか、と悩んでいる長靴ですが、そこまで使用頻度が高いものではないし、玄関で場所を取るし(特に下駄箱に入らないのがつらい)、ズボンは履かないから多少足が濡れたところでどうということもないのです。

そういう視点で見てみると、いわゆる便利グッズには心惹かれませんし、余程『これがあったらものすごくはかどる』くらいのものでないと買う気が起きなくなりました。

本当に欲しいもの意外眼中に入らなくなった

ずっと使い続けるようなものを買う時、妥協というものをほとんどしなくなりました。
それが手に入らなければ、買わない。
そういう感じです。

別に我慢でも何でもなく、『適当なものなら別にいらない』のです。

居候状態で更に持ち物が減った

現在家族と1K2人暮らしです。元々家族が一人暮らしをしていた部屋に、私が居候している状態なんですけれども。

だから、最初はほとんど手に持てるくらいの荷物からのスタートでした。

そこから増えたものは、追加で送ってもらったコートなどの上着と、仕事用に新しく買ったスーツくらい。それから本です。

本ははみ出し気味ですが、現状の私の荷物は衣装ケース1段分の服と、同じく衣装ケース一段分のこまごましたもの、カラーボックス一段。それからコートとスーツ、鞄が4つ(仕事用バッグ、普段使い用肩掛け鞄、小さな鞄、旅行用鞄)です。

パジャマやちょっとしたものなどは家族から借りていますし、広さや必要性からも、モノを増やす必要性がない環境になっていることは確かです。

持ち物が減ったから、付随して物欲も薄くなっているのでは

たとえば、欲しいものリストにあるマンション。これを買えて、ふたたびひとり暮らしになったら欲しいものって格段に増えると思うのです。

ベッドに机にテーブル、カーテン、新しいデスクトップパソコン、オーブン、冷蔵庫……その他諸々。

物欲って環境にも本当に左右されると思います。

たとえば今の居候状態でベッドが欲しいかと言われたらノーです。なぜなら置く場所が無いから。だから、『欲しいモノリスト』に上がってこない。

ひとり暮らしというのは本当に物入りですし、仕方が無いとはいえ大物を色々処分するのはかなりつらかったです。

ちなみに処分した大物の中で、一番つらかったのはベッド。今は布団の生活ですけど、布団の上げ下ろしが嫌い*2な私にとってはベッドが一番楽な寝具です。

欲しいモノを考える時って、自然と『現在の自分の環境』がかなり影響します。

シンプルライフとかミニマリストの人がどんどん物欲がなくなってくるのって、結局そういうことなんじゃないかなと思います。

余談:それでもいつかひとり暮らしに

しかし、それだけ物入りだったひとり暮らしの部屋が一番好きでしたし、何と言うか『自分の場所』という感じがすごくしていました。

今は家賃生活費は入れていて、厳密には居候より同居という具合になっていますが、同居家族が片づけがあまり得意なタイプではなく、それが何と言うかストレスですし、落ち着かないです。何より『自分の家』という感じがしないのです。

片付けて欲しくても場所がないし、置き場すら決まっていないものがごちゃごちゃ、こまごま(家族は小物を溜め込みがちなのです)と詰まれている光景は、見ていて疲れます。

ひとり暮らしの最後の頃の、ベッドとコタツ、パソコンだけのがらんとした部屋。
ベッドの脇で、お気に入りの花を模したランプが灯っていて、寝しなにのんびり本のページをめくっていた時が、一番『安心できる場所にいる』という気持ちだったなあと懐かしく思い返しています。

*1:ちなみに本は、全部書き出しているとキリがないレベルであれこれ欲しいので、一括で『欲しい本』としている

*2:面倒臭いし、ばたばたして非常に落ち着かないので。