【洋書読書記録】2018年2月経過報告
第二話目の「The Frog Prince」を読み切りました。
前回のヘンゼルとグレーテルに比べれば10ページと半分もないので、実は2月5日頃には読めていました。
一番最初の話が一番長くて辛かったので、それに比べれば比較的楽。
(次の話の初めの数ページまでは進んだのですが、まだ読み切ってはいないので来月に回します。)
感想
王女様、あまりに人としてダメなのでは……? という疑惑がどうにも拭えない。
助けてもらったのにカエルだからと言って約束は破るし、王様に叱り付けられて渋々、で態度も悪い。
最終的には怒って壁にカエルを叩きつけてなぜかカエルの呪いが解けるのですが、どこを読んでもその理由らしきものが書いていないのですよね。
そして王子様(元カエル)の国におそらく嫁ぐことになったようですが、本当にこんなダメな王女で良いのでしょうか……。
さらに最後に唐突に出てきた王子様の家来ヘンリー。
彼、王子様が呪いでカエルになったことが辛すぎて心臓が壊れそうだったので鉄の輪を心臓にはめていて、それがはじけて取れるのですが、なんだか急に美味しいところ持って行ったなあという印象でした。
というなんだか短い割に結構もやっとする話でした。
もしかすると英語ならではの比喩が含まれているのかも知れないなと思って調べたのですがwikiにこんな記述がありました。
「鉄の帯が外れる」とはドイツ語のことわざの「Mir fällt ein Stein vom Herzen (直訳:心の石が落ちる、意味:肩の荷が下りる)」に掛けた表現で、胴体から鉄の鎧が外れて行く描写は心から固い石がはがれ落ちてほっとすると言う表現を連想させる。 おとぎ話の特徴のひとつに、人物の心理描写を避け、その代わりとして表象的な物体でその心理を表現する慣習がある。ハインリヒの鉄のたがは悲しみの表象であり、 王も王女もハインリヒも全員が無事に幸せになったという結末を象徴するグリムの粋な締め言葉である。
引用:かえるの王さま - Wikipedia
なるほど、と納得。本当にほっとしたんですねヘンリーは。
5回以上調べた英単語
下記2つでした。
- though
- thought
前回と同様、似た単語に弱いようです。
thoughはけれども、という意味。
thoughtはthink(思う)の過去分詞形。
なのですが文中で見かけるとどっちがどっちだか区別がつきづらいようです。
こういう単語を重点的にやっつけていかないといけないのかなーと思いました。
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