トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

初めての英語レッスン

英語のマンツーマンレッスンを受けることにしました。
なお、この記事は初回レッスンを終えたところで書いています。

なぜレッスンを受けるのか

本を読むだけだとモチベーションが続かないですし、わからないことも尋ねられないし、人の目がないのでやめるのも自由。
なので、わからないことを尋ねたり、評価を受けたり、サボることの抑止力のために人の目を借りる……という感じです。

正直お財布には痛いですが、行ける内に行っておこうという気持ちで問い合わせをしてみました。

スクール選びの要件

巷に英会話スクールはありすぎるほどあるけれど、私が重視したのは次の3点です。

  • リーディングメインで、日本語がわかる人に文法や単語を教えてもらえる
  • スピーキングやリスニングは(少なくとも当面)切り捨てたカリキュラムがある
  • 会社帰りに乗り換える駅で授業を受けられる

まず、いわゆる『英会話』にどうも必要性を感じないので、ネイティブ講師と会話しよう、というスクールは選択肢から外しました。
そもそも英会話しながらわからないことを尋ねるほどの英語力自体が今はない訳ですし、この状態で通ってもスクールを活用できません。

業務や情報収拾で直近必要なのは『情報収拾』。つまりリーディングなので、一旦それ以外は切り捨てることにしました。
リーディングであれば、文章を見ながらなのでつまづき箇所も多少は目に見える……はず。
そのため日本語がわかる人に教えてもらえる、というのは割とマストな条件です。

最後は、もちろん通いやすいこと。
平日の仕事終わりにレッスンが受けられれば流れとして一番通うのが楽です。
そのため比較的夜遅めでも大丈夫で、レッスン場所は乗り換え駅近辺に絞りました。

これにはレッスン日は定時で上がらなければいけないという条件が必要ですが、一応会社にも話を通してはあるので、よほどでなければ大丈夫……と思いたいところ。

初回レッスンの感想

最初は文型から

まず、いわゆる文型をざっとやりました。

  • S + V
  • S + V + C
  • S + V + O
  • S + V + O + O

これがびっっっっっくりするほどわからなかった。
文章を読むのにも、作るのにも、文型の区別がまったくつかない。
区別がつかないということは、何が主題で……とかそういったこともわかっていない可能性が高い。

そもそもSVOCがなにを表してるのかわからないので、調べてみました。

  • S:subject(主語、主題)
  • V:verb(動詞)
  • O:object(目的語、感知できる物体、対象、意識や関心などの焦点)
  • C:complement(補語、補足するもの、完全にするもの)

記号的に捉えていたので、そういう意味だったのか……と20年を置いて知りました。
学校で習った頃の記憶をたどると「主語のS、動詞のV、目的語のO、補語のC」といきなり登場したため、意味のわからない文法用語の一部として処理していたようです。

その段階だと「なんで主語がSなんですか?」という疑問を持つ以前に興味が持てなかったですし……。

いくつか例文を作ったり読んだりしてみましたが、区別がどうもつかずにごっちゃになっているようです。
先生によれば今後たくさん読めば違いがわかってくるとのことなのですが、そんなブレイクスルーは一体いつくるのか……。

自習がたぶん、とても大事

宿題は結構たくさん出ました。

長文テキストを文型に分けるのと、単語を覚えるもの。

やはり、週に1時間のマンツーマンレッスンだけでは勉強時間が足りないのは当たり前……。

自習
 ↓
レッスンで答え合わせとわからないところの解消

の流れがセットになるようです。

せっかく人目があるので、自習の習慣をつけたいと思います。

マンツーマンレッスンの感想

今までマンツーマンで勉強をしたことがないのですが、わからないところを遠慮なく聞けるのは楽でした。

集団レッスンだと、流れを止めるのが悪いなとか、逆にもうそこはわかったから先に進んで欲しいんだけど……とか勉強以外のことでリソースを食っていたんだなあと。
比較対象がいないというのも変に自己評価が歪まなくて良さそうです。

先生と合わなかった場合が心配ではありますが、それはまだ判断できる段階ではないので保留で。

まとめ

という訳で、初めてのマンツーマンの英語レッスン初回の感想でした。
とりあえず週一レッスンで3ヶ月は続けるとして、あと11回ほど……11時間のレッスンでどのくらい変わるのか。

レッスン時間としては決して多くないので、どれくらいレッスンを活用できるのかは自分次第ですね……。

ひとまず、レッスン受講の度にこんな感じで記録をつけていこうと思います。

現在地の確認:201800807 CASEC受験結果

英語を勉強するにあたって現在地を知るために試験を受けてみました。その記録です。

試験選びの基準は下記のような感じ。

  • できれば、すぐに、オンラインで、さくっと受験ができ結果がすぐわかるのが望ましい*1
  • 同じ指標で判断したいので、継続して同じ試験を受けられると良い。
  • 何度も受験するのなら、あまり受験料が高いのもNG。

という訳で探してみたらCASECというものがヒットしたので受けてみた次第です。
casec.evidus.com

  • オンラインで24時間受験可
  • 1回3600円(201808307現在)
  • 履歴書に書ける
  • TOEIC・英検の参考スコアが出る
  • 公益財団法人 日本英語検定協会が基礎開発

以下、早速スコアを。

201800807 CASECスコア

f:id:Kuichi:20180807030615p:plain

CASECスコア TOEIC(R) 目安スコア TOEFL(R)目安スコア 英検級目安
307 247 349 3級

予想はしていたのでショックはないのですが、これはひどい
ネットで軽く調べたところTOEIC200点台は、中学英語が理解できていない、マークシートなので鉛筆転がしても取れる……と散々な言われよう。

This is a pen.で「なんだこれ…意味が分からない」と匙を投げたツケが完全にきていますね……。

けれどこれで現在地はわかりましたし、今が最低ラインなら、まあ、勉強すれば上がると信じたいところです。

*1:TOEICや英検は受験から結果が出るまで数か月かかるので、即時性にどうしても欠けてしまうのでこの段階で候補外

十年残るものがない世界の憂鬱。Web業界に疲れたときの処方箋。

Web制作の世界に足を踏み入れて5年目になりました。
しかし仕事をしながら、憂鬱な気分にもなることもあります。

一体なぜそんな気分になるのか、そしてそんなときの個人的な処方箋について。

十年残るものがない世界の憂鬱

Web業界の場合、手掛けた制作物は十年後にはほとんど存在していません。

Web制作の仕事は非常に回転が早く、技術やトレンドも次々と新しいものが出てくるため、作ったサイトはほとんどが5~6年程でリニューアルされます。
私も実際、いくつかのサイトを新規制作したり、リニューアル案件を担当・実装しています。

どれだけ一生懸命作っても、サイトは5~6年――短いときには数か月で『リニューアル』や『消えて』しまうことがほとんど。
そのため仕事をしていても、形となって積み上げたり実績となっている実感が薄い、というのは特筆すべきことではないでしょうか。
仮にリニューアルがなかったとしても、10年以上持つ企業やサービスは少ないため、サイトそのものが消えてしまっている可能性も高い。

忌憚のないことを言えば、Web制作業界は変化を楽しんだり、新しいことをどんどん勉強して試せる――そういったことにモチベーションを感じるタイプの人でないと、仕事を続けることが難しい業界ではあると思います。

ただ、これは別にWeb制作に限らない傾向ではあります。
変わらないペースで、ルーチンワークで回せる仕事――というのは少なくなってきてしまいました。

制作物の消費スパンはどんどん短くなっている

コンテンツも、物も、昔に比べると消費されるスパンが格段に短くなっています。

私が生まれた頃には車やテレビ、固定電話は当たり前にあったのですが、まだ比較的に手作業やローカルな部分は多く残っていました。
しかしポケベルやPHS(携帯電話の前身のようなもの)が登場し出した頃から色々なことが加速し始め、特にインターネットが登場して以来の変化の速度は目を瞠るほどです。

自分の立っている場所、目指したい場所もどんどん変わる

世の中の移り変わるスピードは速くて、でも長く形に残るものはなくて――自分の立っている場所がよくわからなくなって息切れしてしまうこともあります。
何故なら、立っている場所も、目指す場所さえも、どんどん変化してしまうからです。

そういった中で手元に残るものといえば、最終的には経験と人との繋がりと私は考えています。

以前はできなかったことができるようになった。
新しい知り合いが増えた。
仕事をもらう先が変わった。
手元に入るお金に変化があった。
……

大きなことから小さなことまで、手を動かし続けていればなにかしら変化は起こっているはずです。

しかし制作物として長く形に残る仕事ではない都合上、変化や向上を意識しづらいという問題はあります。
その上、移り変わるスピードが速すぎて、ゆっくり立ち止まって考えることもできないことも多いです。

実際、業務上必要なことを急ピッチで勉強しなければならなかったりで、休み中も気が休まらないことがかなり。

Web業界は刺激的だし移り変わりが本当に早いのは良いところでもあります。
けれどそれは常に走り続けるのと同義ですから、ときどき疲れたな、と感じてしまうことは仕方がないところだと考えています。

Web業界に疲れたときの処方箋

  • 作ったサイトのソースコードやデザインカンプ、書類を保管しておくこと。
  • 数行でいいので、簡単に日記のような記録を付けておくこと。

Web業界に入ったら、できればすぐにこれをやっておくことをおすすめします。

上述したように、実際のWebサイトはいつ消えたりリニューアルがかかるかわからないため、過去を参照する術が無くなってしまいやすいからです。

過去の制作物を手元で参照できれば、その当時からどのくらい進歩したのかわかりやすいし、記録をつけていればなにを思っていたのか、なにをしていたのかを思い出す手掛かりになります。

一番良くないのは、疲れと自分の進歩がわからないことがセットになってしまうことです。モチベーションを下げてしまう要因になり得ます。

自分の進歩をはかるのに、他人といくら比較しても意味はほとんどありません。環境も能力も違うものを比較しても、判断はうまくできないでしょう。

残念ながら激務の職場はまだある

Web業界の労働状況は、以前はかなり激務でした。現在もそういうところはまだあります。

本当に疲れた、と感じるのなら環境を変えるか、お休みしてもいいと思います。
走り続けた分、充電を必要とすることもあるでしょうし、環境を変えれば改善が見込めることもあるでしょう。

徐々にWeb制作業界の労働状況は変わってきているようですが、仕事の性質上まだまだ改善に時間がかかる部分は大きいです。
離れるという選択肢もある、ということを忘れないこともまた、大切な処方箋になり得ると思います。