英会話には憧れないけれど、英語の勉強を続けている
2018年8月頃から英語のマンツーマンレッスンを受け始めて、早1年8か月が経ちました。
元々は、このまま日本語しか知らなかったらなんとなく死に際に後悔しそうという、切羽詰まっているようで実にふんわりした動機が大部分でした。
あとの動機は、英語が読めるようになりたいというこれまたふんわりした感じです。
とはいえ、安くないお金を払う訳ですから、スクール選びは真剣でした。
スクールレッスンは続かないだろうし、母国語の日本語ですら口数の少ない私ですから、ネイティブの先生と雑談したいとも思いませんでした。
そういう訳で、
- 通いやすい場所で
- マンツーマンで
- 日本語がわかる先生で
- リーディングをメインにやってくれるところ
……という絶妙にありそうでないところを探し回って、今もそこでレッスンをお願いしています。
中学のあの日、This is a pen.で早くもつまづいてしまった私と英語との関りは亀のようにのろのろと、それでもゆっくりと進みつつあるようです。
「PalaceとCastleの違いってなんですか? どちらもお『城』なのにどう使い分けているんですか?」
「thenとtheyとthemとthereとtheirとthanとthatがいつもごっちゃになるんです」
「あ、ここが接続詞」
「倒置見落としてました……」
「主語、主語は……あれ?」
正直、だいぶ面倒臭い方の生徒だと思います。
学校の勉強の仕方にはどうも馴染めないタイプの。
とはいえ今はマンツーマンレッスン。
不明点は納得するまで聞いて、どうしてもわからなければ『疑問は横に置いて一旦寝かす』という技も使いつつ、マイペースに勉強させてもらっています。
寝かせておくと、しばらく経っていきなりわかったりするんですが、面白いです。
英語学習の進捗はどうなったのか?
成果が少し出てきたかなと思ったのが、単語をつなぎ合わせて推測することをやめて、しばらく経った辺りからでした。
先生から「それは勘で読んでいるだけで、誤読の元ですからやめましょうね」と釘を刺されたのです。
癖になっているそれをやってしまう度に「勘じゃなくて英文の仕組みから読みましょう」と指摘されながら、一文ずつ地道にやさしい英文を読むこと数か月。
Twitterなどでふと英文が目に入っても、「主語がこれで、動詞がこれで、目的語がこれで、この部分は修飾で……」と単語をつなぎ合わせて読むことがなくなっていました。
代わりに文法で要素を分解したあと、わからない単語を調べて意味を考えるようになりました。
わからない単語を調べるときも、文法で動詞にあたる場所なら品詞が動詞となっている解説を見るし、主語なら品詞が名詞や代名詞の項を見るようになりました。
単語をつなぎ合わせて読んでいた頃は、辞書を調べても単純に合いそうな意味をあてていただけだったので、読み方から随分変わったと思います。
という訳で、継続は力なりは正しく、わずかずつでも進歩はあるようです。
将来英語とどうしたいか
英語のレッスンは続けていく予定ですが、ゆくゆくは英語の本を原文で読めるようになったら嬉しいし、英語で文章が書けるくらいになれればいいなと考えています。
どうもコミュニケーションには食指が動かないのですが、海外旅行に行って現地の案内板や解説文を読んだり、英語で調べ物ができるようになれたらいいなと。
やっぱり目的はふんわりしていますが、知識欲だけはなんだかあるタイプなので、それが学習のモチベーションになっているのかも知れません。
今の情勢では気軽な海外旅行は難しくなってしまいましたが、情報収集を兼ねた準備期間と思って、腐らず、焦らず、投げ出さず、マイペースに続けていけたらと考えています。
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【Mac:MAMP】バーチャルホストを複数追加し、ドメイン形式のアドレスで表示する方法
こんにちは、柊クイチです。
今回はMacのMAMPを使って、ローカルサーバーをドメイン形式で、複数立てる方法です。
バーチャルホスト(Virtual Host)という機能を使います。
こういった環境構築は結構手間なので、インストール時最初にやっておくことをおすすめします。
このページの内容
通常のローカルホストのアドレスは下で、しかも初期ではひとつだけです。
http://localhost:8888/
これを、下のようなバーチャルホストを追加して、ドメイン形式でアクセスできるようにします。
http://vhostalpha.local.com/
http://vhostbravo.local.com
http://vhostcharlie.local.com
…(マシンの性能が足りる限りは何個でも追加できる)
このページで取り扱わないこと
下記についてはこのページでは省いています。
設定方法
1.MAMPの設定
MAMPを停止した状態で、httpd.confの内容を修正します。ファイルの場所はこちら。
/Applications/MAMP/conf/apache/httpd.conf
編集箇所1
# Virtual hosts # Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf ↓下記に変更↓ # Virtual hosts Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
編集箇所2
Listen 8888 ↓下記に変更↓ Listen 80
編集箇所3
# ServerName localhost:8888 ↓下記に変更↓ ServerName localhost:80
編集箇所4
これはバーチャルホストに直接関係ありませんが、htaccessも有効にする設定です。特に必要がなければ有効にしなくても良いです。
<Directory /> Options Indexes FollowSymLinks AllowOverride None </Directory> ↓下記に変更↓ <Directory /> Options Indexes FollowSymLinks AllowOverride All </Directory>
2.バーチャルホスト用のルートディレクトリとテスト用のファイルを作成
ルートディレクトリを作成
MAMPのhtdocs内に、ルート用のディレクトリとして『vhost_alpha』ディレクトリを作成します*1。
作成後ディレクトリ構造
/Applications/MAMP/htdocs/vhost_alpha
index.htmlを作成
下記の内容でhtmlファイルを作成し、vhost_alphaフォルダ直下に置きます。
PHPの動作確認用の記述もありますが、不要であれば該当箇所を削除しても問題ありません。
<!DOCTYPE HTML> <meta charset="utf-8"> <html lang="ja"> <head> <title>バーチャルホストアクセス確認</title> </head> <body> <h1>バーチャルホスト動作確認</h1> <?php echo 'PHPは動作しています'; ?> </body> </html>
3.MAMPにバーチャルホストを追加する設定
MAMPのhttpd-vhosts.confファイルに追記します。ファイルの場所はこちら。
/Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
追記内容
<VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_alpha" ServerName vhostalpha.local.com </VirtualHost>
● DocumentRoot
ルートディレクトリのパスです。作成したルートディレクトリのパスを入れます。
● ServerName
バーチャルホストで使いたいドメインです。
あまり一般的でないトップレベルドメインを使うと、アドレスバーに打ち込んだ時に『用語検索』されてしまうこともあるので、『.com』が無難です。
(ドメイン名にアンダーバーが入ると動作しないという話がありますが、これは未確認)
5.アクセス確認
MAMPを再起動し、ブラウザのアドレスバーに『vhostalpha.local.com』と打ち込んで、表示できていれば設定完了です。
お疲れさまでした。
バーチャルホストを増やしたいとき
MAMPを停止させてから上記2~5の作業を追加したいだけ行います。
DocumentRoot(ルートディレクトリ名)とServerName(アクセスしたいドメイン)を変えればいくつでもドメイン形式でバーチャルホストを追加できます。
設定例(コピペ用)
中身は好みで書き換えてください。
ルートディレクトリ構造例
/Applications/MAMP/htdocs/vhost_alpha /Applications/MAMP/htdocs/vhost_bravo /Applications/MAMP/htdocs/vhost_charlie /Applications/MAMP/htdocs/vhost_delta /Applications/MAMP/htdocs/vhost_echo /Applications/MAMP/htdocs/vhost_foxtrot /Applications/MAMP/htdocs/vhost_golf /Applications/MAMP/htdocs/vhost_hotel /Applications/MAMP/htdocs/vhost_india /Applications/MAMP/htdocs/vhost_juliet
httpd-vhosts.conf追記例
<VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_alpha" ServerName vhostalpha.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_bravo" ServerName vhostbravo.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_charlie" ServerName vhostcharlie.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_delta" ServerName vhostdelta.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_echo" ServerName vhostecho.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_foxtrot" ServerName vhostfoxtrot.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_golf" ServerName vhostgolf.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_hotel" ServerName vhosthotel.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_india" ServerName vhostindia.local.com </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/vhost_juliet" ServerName vhostjuliet.local.com </VirtualHost>
hostsファイル追記例
127.0.0.1 vhostalpha.local.com 127.0.0.1 vhostbravo.local.com 127.0.0.1 vhostcharlie.local.com 127.0.0.1 vhostdelta.local.com 127.0.0.1 vhostecho.local.com 127.0.0.1 vhostfoxtrot.local.com 127.0.0.1 vhostgolf.local.com 127.0.0.1 vhosthotel.local.com 127.0.0.1 vhostindia.local.com 127.0.0.1 vhostjuliet.local.com
個人的運用の話
私はフォネティックコード準拠で、あらかじめ設定例のようにバーチャルホストを10個程準備しています。
案件毎に用意しておいたバーチャルホストを割り当てて、納品完了したら使っていたルートディレクトリの中身を空にして終わりです。
事前に作成しておいた数で足りている限りは、新しくバーチャルホストの追加を行いません。既存のバーチャルホストを使いまわします。
こういう運用をしている理由は、仕事がWeb制作だからです。
Web制作は複数案件平行は当たり前で、それも数日~数か月程度で納品することがほとんど。
案件ごとにバーチャルホストを追加・削除するのはちょっと面倒に感じるので、このような運用にしています。
もちろん案件ごとに、それに合わせたバーチャルホストを追加するのもありだと思います。
設定がうまくいかなかったら
上記の設定を行ってもうまくいかなかった場合、MAMPを再インストールしてから行うとできる場合があるようです。
まとめ
これらを一緒に扱っているサイトがどうも見つからず(そしてあっても書いてあることが結構まちまちで)、試行錯誤の末成功した方法をまとめてみました。
何故このような設定が必要になったかというと、WordPressのマルチサイト*2をローカルで開発するためです。
マルチサイトは通常のローカルホストの『http://localhost:8888/』というポート番号がついたアドレス形式を受け付けないため、単純なバーチャルホストの追加ではローカルでの開発は不可能でした。
しかし、既に追加していたバーチャルホストで、他にも開発中の案件があった訳で。
そうなると、この機にドメイン形式で複数バーチャルホストを立てられるように環境構築し直そう、という動機。
実際便利なので、やってよかったです。