文章の練習をする学校に通い始めました
『文章を書く』というと何だか曖昧な感じですが、より具体的に言えば『オーダーに適した文章を書く』といったところでしょうか。
確かに世に発表される文章は発注者がいるのが常なので、この練習はかなり有意義です。
そういう訳で、毎日色々な課題を出されてはそれに取り組んでいるのですが、段々と浮かび上がってくる自分の弱点というものがありました。
- 断定型に躊躇いがある
- 情報を圧縮してまとめるのが苦手である
- ネーミングセンスがない
- ひねりがない
- 皮肉のきいたものが書けない
- 上の世代の心情が理解しにくい
反面長所は、
- やさしい印象を与える文章である
- 情景が浮かびやすい
- ストーリーの組み立てが得意
- 言葉の選び方が素直
といったところでしょうか。*1
長所はもちろん伸ばした方がいいのでしょうが、ライターという仕事が『オーダーに適した文章を書く』というものである以上、短所もある程度は改善していかなくてはなりません。
ちょうど今いただいている仕事は、
- 断定型
- 情報を圧縮
という点をかなり重視しなければならないため、苦手だの何だのと言っている場合ではない。
また、「『書くこと』はどんな状況になっても仕事はあるし見に付けて損はしない、大丈夫」という先生の言葉にかなり励まされました。
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ところで学校だけれど、色々な年齢層・経歴・参加動機の方がいてかなり面白いです。
小中高とその上の『学校』というのは基本的に同じ年齢層の人が集まっているので、違う世代の人と言えば先生くらいしかいません。
その先生も学校を卒業したらそのまま教職に就いた、というパターンが多いためか、悪く言えば世間知らずの方が会社より多い割合でいたように思います。*2
会社は会社で、年齢層が異なれば『上司と部下』の関係になることが多いので、これも少々違う立場になってしまいます。
考えてみれば、『異なる世代の人が、“上下関係のない立場”で何かを一緒に学んでいる』という状況は特殊なのではないでしょうか。
面白い場所に出会えたなあ、と思いながら通っています。
あと、年を重ねている方達のコミュニケーション能力に脱帽です……さすが、というか私がそういうのが苦手なだけなのかも知れませんが、見習わなくてはなあとひしひしと感じています。