トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

第十三回文学フリマ

文学フリマ公式サイト
http://bunfree.net/
文学フリマレポート
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20111103

2011/11/03、東京流通センター 第二展示場で開かれた文学フリマに行って来ました。
実は前回(第十二回)にも行っていたのですが、何となくレポートは書き損ねていたのでした。

文学フリマとは何か? をざっくり説明すると、『文芸のみの自費出版物(印刷所で製本された本だけではなく、手作り冊子も含む)の即売会』です。
同人という言葉を知っている方なら、いわゆるコミケの文芸版と言えばわかりやすいと思います。

より詳細な説明は、

■はじめに―文学フリマとは?-文学フリマ公式サイト
http://bunfree.net/?%CA%B8%B3%D8%A5%D5%A5%EA%A5%DE%A4%C8%A4%CF

をご覧になった方が良いでしょう。

いずれにせよ今年の11/03で開催十周年という節目を迎え、参加ブースも約650(第十二回は540ブースとのことなので、かなり増えています)と、決して小規模なイベントではありません。


しかしあまり同人に詳しくない方からは、『素人の作品なんて読んで面白いのか?』というところがあるかと思います。
いえいえ、実は結構面白いんですよ。もちろん質は玉石混交ですけれど、出版社などそれなりの組織になると通しにくいであろうコンセプトの作品があったり、ニッチな好みにぴったりなものがあったり。
小説はもちろんのこと、討論、考察、対談、評論など、『文芸』に属するものなら何でもありで、バラエティに富んでいます。
それから、作者の方の顔を見られるのも嬉しいものです。好きな作品を買う時、売り子をしている作者の方に余裕があれば、ちょっとした感想を伝えることもできるでしょう。
自費出版物』なので、文芸フリマ当日にしか買えない作品も多数あります。
本好きの方はもちろん、いわゆるお宝探し感覚もあり、「最近面白い本が見つからないなー」なんて方にはとても楽しめるイベントではないでしょうか?

行動

私が着いたのは14時少し前。朝から行けばまた話は別なのかも知れませんが、とりあえずその時点で行列などはなく、すんなりと中に入ることができました。
入り口で案内冊子を配っていたのでそれを貰い、お目当てのブースの場所を確認して購入。
後は中で遅めの昼食をして、見本誌コーナーで面白そうな本を探していました。
私はひとりで行ったのですが、案外中でもひとり行動している人は多かったので、恥ずかしがらなくても大丈夫だと思います。
あと会場内の雰囲気は結構落ち着いてますので、じっくり本を探したりしたい方には良いのではないでしょうか。
行動としてはこんなところです。

会場内でインド食堂ターリー(http://www.thali-ya.com/)が出店してくれていたので、食べることにはまず困りませんでした。メニューはお弁当、カレーパン、タンドリーチキン、サモサ、タピオカドリンク、ペットボトル飲料。お弁当はひとつ500円、サイドメニューは100〜200円、タピオカドリンクは250円と、結構リーズナブルで助かりました。
美味しかったです。
長机とパイプ椅子とはいえ、座って食べられるところがあったのも嬉しかった。

見本誌コーナー

出展作品が見本として並べられていて、好きに手に取ることができます。とりあえずお目当ての作品を買った後、時間が許す限りここで面白そうな作品を探して、見つけたらブースに赴いて買う、という流れになるのではないでしょうか。

ここは改善して欲しいかな、と思ったことなど

見本誌コーナーが立ち読みだけ、というのは少し辛かったです。
立ち読みという性質上、何といっても机の前からなかなか人が動いてくれないので、気になる本があっても人が居て取れない……ということが多々ありました。いわゆるブック●フの立ち読み状態というか……。
スペースを広げて椅子を配置しておくと、机の前から人が移動してくれるので流れも良くなるかと思うのですが、いかがでしょうか?
確か前会場がそうだったように思うのですが。

文学フリマに行くにあたってのちょっとしたコツ

  • 事前にお目当てのものの情報は把握しておく(ブース番号、名前など)
  • 会場に入ったら、お目当てのものはなるべく速やかに購入しておく
  • あまり座って休むところはなかったので、疲れない靴で行く。
  • 結構歩き回ることもあるので、行きの荷物は軽くしておく。
  • 飲み物くらいは事前に持っておく方がいいかも(タイミングによっては飲食店も並ぶので)。
  • 予想外に荷物が増える可能性があるので、小さく折りたためるエコバッグなどを準備しておくといい。
  • 小銭、千円札を準備しておく。


次回も行けたらいいなあと思う、楽しいイベントでした。

あ、タピオカ入りラッシー美味しかったです!