トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

味覚の幅

Twitterジェノベーゼにハマった』というようなことを書いたのだけれど、それ繋がりでここ何年かで、味覚や食事に対する姿勢も大分変わったなあと思うようになった。

まず第一に、量が入らなくなったこと。特に学生時代は運動部だったこともあり、ご飯3杯なんてこともざらにあったけれど、今はもう確実に無理。一人前で充分満足するようになった。

次に、あまり肉、肉、という身体でもなくなったと思う。たまに食べたくなることもあるけれど、焼肉などはそこまで頻繁に食べたい、というものではなくなってきた。

脂っこいものもそう食べたくはならないようになった。

普段の食事はご飯、味噌汁、あと一品何か(野菜炒め程度)で充分満足できる程度。

そうなると量よりは質に少しずつ目を向けることになるのだけれど、元々食事に対して非常に保守的だったのでなかなかうまくいってるとは言い難い。

例えばどこかの店で何かを美味しい、と思うと、延々とそればかり頼み続けるタイプなので。『別のものを頼んで美味しくなかったら嫌だな』という気持ちが先に立ってしまう。

それとハーブの類もあまり得意ではなく、家にあるスパイスといえば胡椒のみ。なので、『ジェノベーゼにハマった』『ジェノベーゼソースを家に常備しようか迷う』というのは私にしてみれば結構な革命だったりするのです。

ここ何年かで食べられるようになったものの中では、ゴーヤの存在が大きいだろうか。
一番最初に食べた時は、調理方法もよくわからず、苦味抜きに失敗した文字通り『苦い記憶』だった。けれど、たまたま居酒屋で食べたゴーヤーチャンプルーが美味しくて何度か挑戦してる内に、好きな食べ物になっていました。
今では、ワタごと輪切りにしてたっぷりの油で焼いたものをポン酢で食べるのがお気に入り(どこかで見かけた食べ方なのだけれど、これは楽でオススメ)。

あとは麹から作る甘酒が美味しいというのも発見。

どうも苦手だった貝も、アサリやシジミ程度は大丈夫になったし、トマトやピーマンも美味しく食べられるようになった。

しかし、根本的に苦手なものというのはあるらしく、例えば内臓系の肉や、生魚、甲殻類はあまり得意ではないまま。どうも動物性の臭いのきついものが全般的にダメな様子。

とはいえ、次は何が食べられるようになっているのかな、と考えるのが何となく楽しいのは、根っから食いしん坊の気があるからなのかも。