人狼四方山話その2
前回は、『汝は人狼なりや?』の基本ルールやその種類についてでした。
今回は、Web人狼を始める上でのハードルの高さについて。
- ルール
- 基本的なセオリー
- 大まかな一日の流れ
- 専門用語の予習
- 参加するサーバの禁止事項の把握
……以上が大前提です。参加者は、これらを理解している前提で話します(どうしてもわからなければ尋ねて構わないかと思いますけど、あまり度々となると『何故予習しないのか、自分で調べようと、考えようとしないのか』ということになることも……)。
相当に覚えることが多く、かついきなり経験者の中に放り込まれることがほとんど、と思って下さい(中には初心者対象のところもあります)。
これは長期でも短期でも変わりません。
これらを頭に入れておかないと、参加したはいいものの何を言っているのか、何をすればいいのかさっぱり理解できない、とまごついている内に、初回の処刑対象になってしまうことも多々あります。
(寡黙吊り、整理吊りと呼ばれるものです。発言数が少ない人、狼探しが難しそうな人、残すと判断が難しくなりそうな人、問題行動を起こす人、などが対象となります。初心者の人は、かなり処刑対象に含まれやすいです)
次に、私は長期のことしかわかりませんので、それについてお話をします。
ひとつ言えるのは、長期人狼はとても労力・時間・精神の面での負担が大きいということ。
人狼のルールとして最も基本的なG国制と呼ばれるものを例に取りますが、
- 処刑、襲撃、他(占い師の判定等)の状況把握
- 1日200文字×20発言×8~14人分に目を通す
- 読んだ上で1日200文字×20発言で自分の考えを述べたり、人とやり取りをする
- 更新前の1時間程度~更新直後までの立会い(ほぼPC前に張り付く感じです。大体1時間と少しくらい)
- 処刑投票と占い先を決めて希望の提出
これらを一週間前後にも渡り、毎日こなす必要があります。
1日200文字×20発言ですが、これが1日に使える発言数の全てです(他にポイント制と呼ばれるものもあるのですが、そちらについては省きます)。
原稿用紙10枚分といった量ですが、当然他の人も同じ条件で発言するため、読む量も必然的に人数分となります。
最大量で5万6千文字(大まかに文庫本100ページ弱)の文字を読んだ上で、考察し、更に自分なりの考えを原稿用紙10枚以内で毎日書く必要がある、と言えばある程度イメージがつかめるでしょうか。
忌憚のない話をしますが、日頃文字でのインプット・アウトプットに慣れていない人だとかなり厳しい量です。
また、これだけのことをするには、最低一日2時間~3時間程度は必要だと思われます。
これだけだと、日が進めば読む量が減るのでは?と考えてしまうかも知れませんが、その場合でも『現在の状況を踏まえて過去の発言を読み直す』という作業が入るため、下手をすればもっと読む必要が出てきます。
なので、長期人狼に参加する場合、
- 上記に挙げたルール、禁止事項、基本用語の学習が済んでいる
- 向こう一週間、毎日2時間~3時間以上時間が取れる
- 毎日決まった時間帯に、1時間と少しパソコン前に居られる
- 文章の読み書きに慣れている
上記が必要とされるため、単純な労力・時間の面でもかなり大変ということを知って頂ければと思います。
��短期が楽とは言いませんが、多くは1時間程度で終わるので、長期と比較すれば予定などは遥かに融通しやすいです)
次回は、精神的な負担について。元々のハードルの高さに加え、これがまた難易度に拍車をかけているのですが……あらかじめ、ある程度の覚悟はした方がいいかと思われる部分です。