サイト制作にお金をかける前にできること
WEB制作の道に行こう! と決めてから色々ページを見ることを日課にしていますが、何だかお金の使い方がもったいないなあというサイトもちらちら見かけるので、雑感的に書いてみます。
もったいないサイト事例:その1サイトはあるが更新されていない
これ、一番もったいないケースだと思うんです。何故って、検索業界最大手のGoogle先生がコンテンツの質を重視するようになったからですね。
どういうことかというと、作ったまま放置されていると『良いサイトではないな』とGoogle先生が判断してしまうため、検索結果の上位に来ることが難しいんです。
せっかくお金をかけて作ったのだろうに……(そして独自ドメインやどこかサーバーを借りているから継続的にお金がかかっているだろうに……)これはとってももったいないと思います。
もったいないサイト事例:その2目的に沿っていない
例えばブランディングが目的なら、ブランドイメージを押し出した写真を全面にばーんと使ったり、FlashやjQueryで装飾したリッチでデザイン性の高いページもありだと思います。
でも、例えばショッピングサイトなどの場合、目的は『購入してもらうこと』です。デザイン性より、訪れたユーザーが迷わず目的の商品や決済までたどり着けることの方が重要です。また、少々下品な色使いになっても『買いたい』と思わせることの方が重視されます。
なので、サイトを作る際目的を明確にしておくのはとても大事だと思います。
もったいないサイト事例:その3ターゲットユーザーに合っていない
例えば、中高年向けの健康食品のサイトがあったとして、小綺麗だけれど文字が小さいとか、色使いが原色ばかりで子供っぽいとか。
中高生向けファッションのサイトなのに、茶色とかグレーとかの渋い色でまとめてある地味なサイトとか。
これももったいないなあと感じます。
もったいないサイト事例:その4サイト制作が高額で納得できなかった
見かけるというよりは、話に聞くレベルの話ですが(このサイトいくらで作ってもらいました! なんて普通出さないですよね)。
一応、こういう風に相場を出してくれているサイトはあるんですけれど。
フリーランスの全国Webサイト制作料金表 2013年度版
WordPressサイトを構築するといくらかかる? 見積り勉強会で価格を出してみた。WoreBench神戸
http://wordbench.org/2014/01/14/wordbench-kobe/
(ちなみにクラウドソーシングの制作費はすごく安い傾向があります)
私は見積もりを出したこともないし、当分出す予定もない訳ですが、WEB制作の相場ってあってないようなものだなーっていうのはひしひしと感じます。
どこからどこまでやるかというので全然違いますし、色々個別に対応しないといけないところもありますから。
なので結局、双方が納得できる金額が『相場』ということになるでしょう。
こういったサイトを見かけると『せっかくお金をかけてサイトを作ったのにもったいないなあ』と感じてしまうのですが、それ以前にクライアントが『WEBのことを知らない』というのがあるのではと思います。
だからといって『作れるように勉強して自分で作った方が良い』とまでは言うつもりもないですけれど、制作にお金を使う前に、無料ブログのひとつでも使ってみることをオススメしたいです。
テンプレートも豊富ですし、忍者ツールズとかBloggerなら無料で独自ドメインだって使えます。
Xdomainという無料サーバーもあるのですが、そこでは独自ドメインも使えて、少ない広告でWordPressを使うこともできます。
(サイトを作るつもりなら、独自ドメインは早めに取ってかつ使っておいた方が良いですよ! )
難しいデザインの変更はできなくても、トップ画像の差し替えくらいなら調べれば何とかなります。
それで一通りの使い方を覚えながら、本当に頻繁に更新できるのか、どんな人がブログを見るのか、人気のある記事は何なのか、どこから人がやってくるのか……ということをじっくり見て考えつつ、無料ブログでは不満なところや自分ではできないところをピックアップして、WEB制作会社に依頼するようにした方が、お互いスムーズにいくと思うんですよね。
無料で十分だと思えばそのまま無料のものを使っていけば良いですし。
WEB制作の道を志しながら、『まずは無料のものを使った方が良い』っていうのも、言っていいんだか悪いんだかって話ですけれど、最近そんなことを考えています。