物言う時の『前々から思っていたけど』は余分な一言
家に帰ったら家族が怒っていました。
話を聞いてみると、人から指摘を受けた際、『前々から思っていたけど』という前置きに非常に怒りを感じたとのことです。それも、『今からじゃ改善には遅いと思うけど』というのがセットだったことがなおさら怒りの原因となった模様。
家族の言い分としては『だったら思った時点で言ってくれ。間に合わなくなってから言うな』とのことで……それは確かにごもっともです。
『前々から思っていたけど』とつける心理
うっかりすると私もそんな前置きをしてしまうことがあるのですが*1、どういう時に言ってしまうかと言うと……
- 以前から我慢していて不満が募っている
- 優越感に浸りたい
- 相手をもっと凹ましてやりたい
というのが主なところです。
とりあえず、いずれにしても相手に対して攻撃的なものや、上から目線は含んでいる訳です。
それに……別にはっきりそう考えていなくても、ところどころ引っ掛かりは感じていた程度のことを『前々から思っていたけど』とか言ってしまうこともありますよね。
言われる側としては、とりあえず面白くはない
私も何度も言われたことはありますが、『思ってるだけじゃわからないよ』と感じてしまうたちです。
あと、『後から言うだけなら誰でも言える』とも感じます。
言う側としては何かチクリと言ってやりたくて(あるいは知ったふうなことを言いたくて)つい口に出がちなフレーズなのですが……言われる側から見ると言われて反省するどころか、反感を感じたり、『後から文句ばかり言う』という気持ちになるばかりの言葉です。
余分な一言なので封印しよう、と心に決めた
本当に、つい言ってしまいがちなんですよね。
でも今回話を聞いてて……そんな後出しのようなことを言っても相手にとっても自分にとっても何のプラスにもならない言葉だな、と痛感しました。
ぜんぜん建設的ではないし、引っ掛かりを感じたら都度都度できちんと言葉にしていこう……と反省した出来事でした。
*1:筆者の場合、大体は愚痴を聞かされている時や怒っている時。