上達したいなら、上手にやっている人を真似るのが早い
少しずつ仕事を回してもらえるようになってきて嬉しい反面、悩むところも増えてきましたが、やっぱり上達したいなら身の回りで上手くやっている人の真似をしていくことが一番早いなあと感じる日々です。
それでも、ただ形ばかり真似しても応用が利かなくなるので真似しながらも考えることが大事、とも実感しています。
という訳で、今回は最近真似しながら気を付けていることを書き留めておきます。
2つの『なぜ』を忘れない
ひとつは、なぜうまくいくのか。
もうひとつは、なぜうまくいかないのか。
失敗した時は『何で失敗したのかな』と考えるのですが、うまくいっている時って意外と『なぜうまくいったか』というのを考えないものです。
そして『うまくいった方式』をそのまま別のケースに当てはめて失敗することがあります。
特に『うまくいった方式』ってなまじ成功体験があるだけに振り返りづらいです。
失敗した時も、うまくいった時も(そして上手な人のやり方も)、『なぜだろう』と振り返ることは大事だなとつくづく思います。
何度も同じことを再現する方法を考える
たとえ素晴らしく上手くいく方法があったとしても、一回しかできないのでは意味がありません。ので、あれこれ工夫中です。
一番簡単なものとして、テンプレートを作るというのがあります。
ちなみに今、私のデスクトップは(特にメール文章用の)テンプレートが結構増えてます。クライアントへの返信用、依頼用、報告用、継続中の仕事用などなど。
こういうテンプレートを作っておくと抜け漏れチェックにもなりますし、定型文を使い回せるのでスピードアップにもなります。
それから、最低限記入が必要な項目を押さえておくことである程度の品質も維持できるようです。
もうひとつは、記録を取っておくこと。
日付とセットで必要な情報と、簡単な作業内容をまとめています。
変更した箇所があるなら、変更前の文言も記録しておきます。
これは後で参照するためでもあるのですが、『元に戻す』ということの取っ掛かりにもなるからです。
ちなみにまとめているのはExcelのファイルです。作業内容毎に条件付き書式を使って『作業中』『完了』『未完了』などのステータスもわかるようにしています。
条件付き書式については前読んだ本、【書評】たった1日で即戦力になるExcelの教科書 - たそがれノートに載っていたのですが、すごく便利でした。
更に、余裕がある時は『もう少し早くする方法』を考えたりもしてます。
比較・検討したり、別の方法を考える
記録してある程度のデータが溜まったら、時々比較しています。
たとえばAのやり方とBのやり方、どちらが上手く行ったかとか、どちらが早かったとか、そういうことです。
その上でより良い方を採用したり、別のやり方を考えてみたりします。
オリジナリティを出そうとか考えない
もう少し若い頃は真似って何だか嫌でしたが、今は『それで上手くいくならどんどん真似していこう』というスタンスになりました。
誰かと同じことをしているのが何となく嫌だったし、『真似している』って相手に思われても嫌だなあとか……思えば何だか変なところにこだわってました。
けれど今は(著作権とかは当然別ですけど)、上達したいことに関して、上手くやっている人の真似をすることに抵抗があまり無くなりました。
というのは、年を重ねるごとに『オリジナリティ』にこだわる気持ちが薄くなってきたというのが大きいです。
自分が個性的でもなく、能力が高い訳でもなく、変にプライドが高い、全然特別な人間でないというのを知ることはそれなりにショックなことでもありますけど、時間と共に自然とそんなものだよなあ、と受け入れつつあります。
そして、『オリジナリティ』にこだわっても結局それを見ている人に何も伝わらなければどうしようもないです。『見る人の人のために』という視点が出てきました。
これに関しては、一番最初に就いた仕事で他の人のためのドキュメントを作成することをひたすらやっていたことが大きいです。その中で「柊さんの書くドキュメントはわかりやすいよ」と当時の上司が褒めてくれたことも含めて、貴重な視点を得られた経験でした。
おすすめ本
色々小技が載っているので便利でした。