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読書感想と気ままなこと

ニコニコ動画について、約10年弱のプレミアム会員の備忘録

ここしばらく、どうもニコニコ動画が不穏

niconicoサービスの基本機能の見直しと今後に関して|ニコニコインフォ

私はというと、たぶん今は珍しいニコニコ動画のプレミアム会員です。

プレミアム会員である理由は、単純に画質・読み込み速度・広告の非表示といったところを求めているからで、正直動画以外のサービスはほぼ使っていません。生放送やアニメもほとんど見ないので、本当に動画だけという感じ。

一般会員の不便さを考えると、月額540円……まあスタバの期間限定フラペチーノを月一回くらい、我慢しますねって感覚です。
主に見ているのはゲーム実況、TRPG関連で、テレビのような扱いです。

四捨五入すると10年程ニコニコ動画を観ていますが、youtubeと比べると、

  • タグ検索やランキング、マイリスト等の使い勝手
  • 全画面表示したときに動画サイズをブラウザ依存にできる
  • 動画上に流れるコメントという便利さ
  • ニコニコ動画の投稿者で好きな人がいる

……という要素のために使い続けてるんだろうなあと思います。

最近のニコニコ動画の使われ方

ニコニコ動画の方には低画質な動画をアップしておき、youtube等の外部サイトに高画質版として誘導……というケースがかなり多いです。
ここから推測するに、入り口はニコニコ動画でも最終のアクセスは外部サイトに流れている訳で、トンネルのように使われている気がします。

何故そのようなことが行われるのか

原因としては以下の二点がメインだと思われます。

  • ニコニコ動画はアップローダーの仕様でどうしても低画質になる
  • 読み込みが遅い

一般会員の場合、この現象は更に顕著です。
以上の動画サイトとして致命的とも言える安定性のなさが外部サイトに流れてしまう原因です。

こういう使われ方をしていると、サーバ等の容量は使われるのにアクセスは外部サイトに流れてしまうので、ニコニコ動画にとってメリットは薄いでしょう。

余談:ニコニコ動画のコンテンツの質は落ちたのか?

動画の質そのものの平均値は、昔と比較してむしろ上がっているのではないでしょうか。

画面の見やすさを考えて構成・配置してくれている投稿者も多いです。

画質の面でも昔よりはエンコードの技術が広まっているようで、上がっているように見えます。

音量調整についても大失敗という動画はあまりないです。

おそらく、先人の試行錯誤の結果投稿者自身も目が肥えているのでしょう。

下ネタが流行っているのはまあ今に限らずだしなあ……。

ニコニコ動画は一体どこで失敗したか

これは色々なところで言及されていますが、概ね以下になるのではないでしょうか。

  • ユーザーの望まない方向に突っ走り続けた
  • 小手先の機能追加や変更、イベントを続けた結果、本来割くべきリソースを食いつぶした
  • マネタイズの方法を真剣に模索しなかった(赤字がネタじみた雰囲気で扱われている面から、私はそう受け取っています)

『動画サイト』という本分を外れさえしなければ、それで良かったんじゃないかなあと思います。
おおよそ10年ほどの世間の流れを振り返ってみましたが、動画サイトそのものは伸びていく分野だったので、うまく乗れれば成長できたはずです。

サービスをのぞいてみれば、ニコナレ、RPGアツマール、ブロマガ、ニコニコニュース、ニコニコ立体等と色々並んでいますが、正直こういうのは『動画サイト』の本分ではないような気がします。

今後ニコニコ動画はどうすべきか

個人的には以下のように考えます。

『動画』に直接関わりの薄いサービスを切る

既にサービスを使っている人もいますが、動画へのアクセスに貢献しないサービスは停止することも必要なのではないでしょうか。

結局、いくらKADOKAWAがついていたとしても資金力には限界があるのですから、肥大し過ぎたコンテンツは整理が必要です。

画質と動画読み込み速度については無料会員とプレミアム会員の差を無くす

資金的に難しいのかも知れませんが、会員の大多数は無料会員です。

無料会員に広告が出ることは仕方がないとしても、動画サイトの本分の部分については全員に開放していかないと、別のサイトにアクセスが流れるだけになると思います。

画質でyoutubeに並べとまでは言わないのですが、一般会員の酷い画質と読み込み速度が改善されるだけでもだいぶ変わるのではないでしょうか。

権利関係の線引きをわかりやすくし、投稿者がよりコンテンツを投稿しやすくする

ニコニコ・コモンズという動画用の素材等を投稿するサービスがあるのですが、この中に公式素材というものがあります。
commons.nicovideo.jp

それから、許諾楽曲というものも実はあって…
license-search.nicovideo.jp

これらは公式の権利者が『このコンテンツはニコニコ動画内で使用してもOK』と許可を出している種類のものです。
今は著作権について、かなり注意が集まり始めてきました。

こういった権利関係をニコニコ動画の方で明確にしている作品が増えれば、投稿者も安心してコンテンツを作ることができるのではないでしょうか。
例えば『ニコニコ動画内であれば実況可能な人気のゲーム』や『素材として使用可能なアニメ・音楽』等があれば、投稿者にとっては強い動機付けになると思うのです。

そうやって面白いコンテンツが投稿されれば、結果的には利用者も増えるかと思います。

まとめ

という訳でつらつらと述べてきましたが、結局のところ下記が改善点なのではないでしょうか。

  • 動画サイトとしての本分を思い出そう
  • 投稿をしやすい環境を整えよう
  • リソースを適切に振り分けよう

色々ありますが、面白い動画もたくさんありますし、ニコニコ動画の終了という形でそういったコンテンツが消えてしまうことのないように祈っています。