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【書評】足下の歩き方 ハクメイとミコチワールドガイド

ハクメイとミコチ ワールドガイド 足下の歩き方 (ハルタコミックス)

目次

ハクメイとミコチがアニメ化されましたが、今月は6巻とワールドガイドの発売日でもあります。
年に一回発売されるので、毎年1月を楽しみにしているのですが……今月はワールドガイドも同時発刊ということで非常に嬉しかったです。

感想

いわゆるワールドガイドのようなものは他の漫画でも発売されることがありますが、正直その内容は拍子抜け……というものかなり見かけます(それでもまだ見ぬ情報はないか、つい買ってしまうのですが……)。

けれどハクメイとミコチのワールドガイドは、コミックに掲載されていない情報(年齢や性別、名前、服の構造、出身地、好きな食べ物など)や書き下ろしも満載で、非常に読み応えたっぷりで嬉しい作り。

また、ハクメイとミコチなど人型の登場人物は「ヒト」という種族で、つまり物語の中では一般的な人間、ということになるようです。
人間がもし小人サイズだったらこういう文明の発展の仕方になるのかなあ……と色々想像が楽しいです。

たぶん食べ物も、味は同じでも彼女たちが感じているものとは食感がかなり違っている気がします。リゾットを作る時はお米を砕いたりしている訳ですし。

小人サイズの再現料理も載っていますし、内容の細やかさからじっくりと時間をかけて丁寧に作られた本だと思います。
マイクロ料理人のよしだゆたかさん(ゆたぽん (@yutakajiru) | Twitter)がレシピ・料理作成を担当しているようです。

style.nikkei.com

この辺りの記事も拝見しましたが、ちゃんと食べられるもので作っていらっしゃいますし、細かくてびっくり……。


これまでの巻も、そして今回のワールドガイドも読むとわくわくする素敵な本でした。