トワイライツ・ノーツ

日記と本と、時々デザインやWeb

デザインとアートの関係は、基礎研究と応用研究の関係に似ている

デザインとアートの違いは、

  • デザイン→問題解決(客観的に理解されなくてはならない)
  • アート→表現(客観的な理解を必ずしも必要としない)

ということは良く言われています。
下記のブログ記事が非常にわかりやすいので、読みながら非常にうなずきました。

blog.btrax.com

blog.btrax.com

デザインとアートの関係

デザインの職業訓練に通い始めてから、デザインとアートについて考えるようになりました。
デザイナー寄りの先生と、アーティスト寄りの先生両方に講義を受ける機会があるので、思考が刺激されるようです。

デザイナー寄りの先生は「情報をきちんと調べて考えなさい」。
アーティスト寄りの先生は「ぶっとんだことをやってみましょう」。

デザインは、論理と過去例を含めた情報の収集・組み合わせ・整理と配置、応用が主な内容です。

しかし、『ぶっとぶ』ことは、意図的にそうできるものではないように思います。
偉人の伝記などを読むと、天才と呼ばれるような人は本人が意図して『ぶっとんだ』という訳ではなさそうです。
熱意や発想、頭脳、探求心などが、結果的にそうさせている。

また、成功事例の裏では膨大な試行錯誤があり、夢半ばで途絶えてしまった道筋もあり……美大を出ても食べていけるのは一握り、という話も思い出されます。

そこまで考えたところで、これは基礎研究と応用研究の構造と似ているということに気がつきました。

基礎研究と応用研究

基礎研究
学術的な知識や,製品や利益に直接結び付くことのない技術と理論の発見に関する研究活動。一般に時間と費用が掛かる。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より

応用研究
基礎的な技術や理論を現実の製品に結び付けるための研究活動。ここでは特定の開発目的に合致するように研究計画が立てられ,定められた期限と予算の中で一定の成果が上げられることが要求される。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より

最近、研究費用が足りないという話題をちょくちょく見かけるのですが、特にすぐに成果と結びつきづらい、基礎研究と呼ばれる分野で顕著なようです。

デザインが過去の事例や技術などの情報を元にする『応用研究』なら、認められるのはごく一部のアートは『基礎研究』にそのままあたると感じました。

thepage.jp

まとめ:基礎研究も応用研究もどちらも大事にしたい

私自身はどちらのタイプかと考えてみると、どちらの要素も持ち合わせている部分があるように思います。

たとえば、デザイン的に問題解決や成果を目指すことは純粋にパズルのようで楽しいし、一方でひたすら興味のある分野(今だと柿渋染めや和紙とか)の技法を突き詰めてみるのも好きです。

たぶん、どちらも一度熱中したら寝食を忘れるタイプだと思います。

だからといってどちらかしかやらない、というのもきっと疲れてしまうので、そのときどきでやりたいことをバランスを取りながらやっていきたい、と思ったのでした。

パソコン上でのデザインの勉強はしているのですが、それと並行して、手を動かして、リアルにある物を作ってもみたり研究したりしたいという衝動にも駆られています。

今までの経験上、どちらもしっかりやり込んでみると、後々意外な組み合わせとか活用方法を思いついたりすることも多いので、そういうのはとてもわくわくします。

追記:将来的にどうなりたいか

itkeijyoshilog.tosssaurus.com

トスさんの記事を拝見してなんとなく以前から考えていたことが、最近やっとまとまりました。
私はたぶん、天才型でもアーティスト型でもないので、デザイナー寄りだなと思います。特に自分のデザインしたもので世界的に有名になりたいとか、そういう訳でもないですし。
ただ、どういうデザイナーになりたいかというのは、特にイメージがなかったのです。

実は授業でも「良いデザイナーとは」といったお題が出た訳ですが、クライアントの成果に寄与できること、また誠実であることが良いデザイナーの条件ではないかなと考えています。

デザインを悪用すれば品質の悪いものを実物以上に見せることもできますし、データの表示方法やサービス内容を誤魔化すことも可能です。
誠実というのはクライアントに対してだけでなく、自分がデザインしたものを見たり使ったりする人に対しても誠実でありたいと考えています。

同時に、デザインと並行してたとえば染物の研究など、そのとき興味のある分野の基礎研究的な部分のあることもやっていきたい……というのは上に述べた通りです。

成果を出すためには広範な知識があった方がいいでしょうし、誠実でありたいならそれが通せるだけの技量も身につけなくてはいけない。
基礎研究はすぐに成果が出るとは限らないし、時間もかかる。

そういうことのバランスを取りながら、上手なサイクルを回していければなあと思っています。

今個人的に熱い本

天地創造デザイン部(1) (モーニングコミックス)

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和える-aeru- (伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家)

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新版 草木染  四季の自然を染める

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センスは知識からはじまる

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月刊MdN 2018年2月号(特集:著作権をめぐる表現と権利の物語)[雑誌]

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ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

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勉強のために、洋書を汚しても構わないと割り切ってみた

洋書と読書進捗

今年の抱負で言った通り、少しずつグリム名作選 The Best of Grimm's Fairy Tales (ラダーシリーズ Level 1)を読んでいます。
しかし、児童書でさえなかなか読み切るのが難しいので、あれこれと対策を講じました。

対策その1:辞書と考えて、汚しても構わないと割り切る

本はなるべく綺麗に読む・ラインも引かないというのが信条だったのですが、ラダーシリーズのレベル1の場合、作中で使われている1000語が簡易辞書として巻末にまとめられています。

つまり、洋書+辞書のセットという見方もできるかな、と考えました。

そこで写真のように本にシャーペンを本に引っかけておいて鞄に入れておき、調べた単語の横には「正」の字で辞書を引いた回数をカウントする、という昔ながらの方法を取ってみました。

ただ、ペンはさすがに抵抗があるので、シャープペンシルを採用しています。
辞書部分なら色ペンを使ったりしてもいいのかも知れませんが、本文は消せない書き込みをすると気になりそうで……。

童話の本文のところにはあまり書き込みはしませんが、気になる言い回しだったり、後で別の辞書でも調べてみたいと感じたところは薄めにアンダーラインを引いたりしています。

このやり方ですが、わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)*1で学習の最初から本を読むことと辞書を引くことが推奨されているのですが、なにより下記の言葉にはっとしたので始めてみました。

本はポケットに突っ込んでもいいし、部屋の隅におっぽり出してもいいし、書き込みで真っ黒にしても、バラバラに分解してもいいのです。たとえ無くしたとしても、また買うこともできるのです。かばんに入れてどこへでも持っていけるし、お茶を飲むときに取り出して前に置いてもいいし、何か心に高まりを覚えたときに開いてみるのもいいし、眠る前に目を走らせてもいいのです。わざわざ今回は授業に出席できないと断りの電話を入れる必要もないのです。わたしたちが不眠症に悩まされているときに、眠りを妨害したといって本は怒ったりしません。本に書いてある内容は、まるまる一気に飲み込んでもいいし、バラバラにちぎって食べても良いのです。本が持っている筋は、わたしたちを魅きつけ、わたしたちの冒険心を満たしてくれます。わたしたちが本に飽きることはあっても、本の方がわたしたちに飽きるということは決してありません。
本は、わたしたちの誠実な道づれとなってくれます。わたしたちがその本よりも成長して、他の本に同行を求めるときまで。

引用:わたしの外国語学習法

辞書は、言語の錠前を開けるのに最も適した鍵です。買ったら最後、ボロボロになるまで使い古してやるべきものです。英語の《wellthumbed》(手あかだらけにした)という言い方は、本の主によって中に含まれるあらゆる可能性を汲みつくされた本の有様をよく伝えています。

引用:わたしの外国語学習法

この本の中で、著者は辞書を『耕す』と言ったり本を『酷使する』と表現したりしているのですが、ボロボロに手ずれした、使い込まれた本が目に浮かぶようです。

そういう訳で、洋書+辞書がセットになった最初の一冊を、著者に倣って『酷使する』ことにしたのでした。
ちょうど手に取ったラダーシリーズの1は中学で習う程度の単語が収録されているそうなので、この本をしっかり『耕した』ら、少しは英語が理解できるようになるのかも、という興味が沸いたというのもあります。

また、辞書部分の始まりのページにマスキングテープで耳をつけて開きやすくしてみました。

やってみて良かったこと

「正」の字で辞書を引いた回数を記録していると、どうも何度も同じ単語を引いている、というものがあります。

私の場合「then」「they」「there」や「when」「while」、「left」「live」「leave」などを非常に良く引くことがわかりました。まだ一話も読み切っていないのに、中には5回を超えてしまった単語もあります。

いずれも非常に基本的な単語です。
頭の2~3文字が同じだったり、不規則変化があり、かつ綴りが似ているものがある単語だと、自信がなくてつい辞書を引いて確かめてしまいます。
単語を見たら反射的に意味が出てきたり、文脈で不規則変化しているのか単なる左なのかの見分けがすぐつくようになれればいいのですが。

調べた回数を記録しておくと回数が多い単語は印象に残りやすくなるし、自分が一体どこにつっかかってしまうのかが見えやすくなるのかもと感じています。

本を一周するまでは単純に回数をつけていくだけのつもりですが、そのあとは調べた回数が多い単語を抜き出して単語帳にまとめたり、別で調べてみようかと考えています。

対策その2:進捗の記録

下記の記事を参考に、あらかじめ話別にページ数を数えてマス目に数字を振った紙を用意し、1ページ読んだらマス目を一個塗り潰して進捗を記録しています。
(写真の、本の下の紙です)

▼参考記事
readingmonkey.blog45.fc2.com

やってみて良かったこと

確かに、ただ読むだけよりは進捗がわかるのでなんとなく進んだ気になります。

また、本の全体量が最初にわかるのが、今回はプラスに働きました。

童話の部分はタイトルページや重要単語リストと概要の説明を含んでも100ページちょっとです。

普段読んでいる本と比べればはっきり言って薄いし、各話も10~20ページくらい。

これくらいなら読み切れるのではないか……と少しだけ思えました。

対策その3:わからない単語は気になるなら飛ばさない

わたしの外国語学習法では学習の最初からいちいち単語を調べることは推奨されていません。

それだとはかどらないし、重要な単語なら文脈から意味が浮かび上がったり何度も登場する。そういった自力で理解に至る成功体験こそが重要だし面白さだと著者は述べているのですが、私は逆にわからない単語が出てくると本を放り出してしまいたくなります。

私は推理小説も後ろから読むことがあるし、物語のネタバレも好きなので、推理で頭を悩ませることは特にモチベーションになるタイプではないのです。
そもそも推測するための語彙力や文法知識もないので、わからない単語をすべて飛ばすと話の筋もほとんどわからないままになってしまいます。

という訳で、『いちいち調べてはいけない』と制限をかけられてしまうと逆に放り出すリスクが上がってしまうため、気になってしまった単語は調べても良い、ということにしました。

やってみて良かったこと

いちいち辞書を引くと読書スピードは確かに亀のようになりますが(1ページ30分以上はかかる)、文法知識がなくてもおおまかな話の筋はなんとなくわかることが多くなります。

筋がわかれば先の展開も気になるし、子供の頃読んだグリム童話にはない展開もあって、少しだけモチベーションになりました。

また、何度も引いた単語は正の字が増えていく訳ですから、近い単語を引いたときもなんとなく目に入る機会が増えます。

今のところ『気になる単語は辞書を引く』がマイナスになる段階ではないようなので、嫌にならない限りこのまま進めていこうと思いました。

まとめ:7ページ読んだだけでも進歩

こんなに長文を読むのは学生時代以来です。

「This is a pen」というお決まりのフレーズからしてつまづき、テストは単語の丸暗記で点を取ってやり過ごす……というパターンだったことから考えると、少しは進捗しているような。

元々『物語の終わりを知りたい』というモチベーションは高い方なので、少しずつこの本を『耕して』いこうと思います。

参考にした本

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典

*1:著者のロンブ・カトーさんはハンガリーの翻訳者・通訳者。独学で十数語も外国語を身に着けた。

【A4用紙一枚でもできる】自家製本のコピー本・ZINEの作り方

f:id:Kuichi:20180106155018j:plain

唐突に工作がしたくなった
深夜にコピー本を作りたくなった
文字数が少ないけれど本の形にはしたい……

そんなときに、手元にあるA4用紙1枚でミニ本を作ることができると便利だと思いましたので、ミニ本制作用の配置テンプレートを作ってみました。

要するにA4用紙をムダなく使い切る面付け方法です。

このテンプレートに沿ってA4用紙で作ると、

  • 表紙を除き12ページ
  • A7(74mm×105mm)
  • くるみ製本

このようなミニ本が完成します。
くるみ製本をするのでホッチキスの芯が表に出ず、うまくやればなかなか綺麗な仕上がりになります。

完成品のサイズ感はポケットティッシュサイズくらい。
ちんまりと可愛く、製本気分も味わえます。

用途としてはコピー本やZINEを想定しています。
しかしカッターを使った化粧断ちなど少々危ない作業をを省略すれば、子供の工作などにも向いているのではないでしょうか。

基本のコピー本やZINEの作り方は知ってるという方は、目次から『テンプレート』へどうぞ。

必要なもの

最低限

  • 紙(レイアウトに沿っていればA4以外のサイズでも可)
  • カッターかハサミ
  • 定規
  • ホッチキス(中綴じ用ホッチキスがなければ平綴じになる)
  • ノリか両面テープ
  • カッターマット

あると便利なもの

  • 中綴じ用ホッチキス

中綴じがしたい場合、専用のホッチキスがあると便利です。

中綴じのメリットは本を目いっぱい開くことができるので、たとえばノドの部分にまたがるような見開きのページを作りたいときにやりやすいということでしょうか。

マックス ホチキス ホッチキス タテヨコ ホッチくる 15枚とじ ダークグレー HD-10V/P

マックス ホチキス ホッチキス タテヨコ ホッチくる 15枚とじ ダークグレー HD-10V/P

補足:平綴じ/中綴じ、左綴じ/右綴じの違い

下記画像参照。
ページの重ね方の違いです。

f:id:Kuichi:20180106133616j:plainf:id:Kuichi:20180106133608j:plain
左画像:平綴じ 右画像:中綴じ

平綴じはページ数が多い場合、中綴じはコピー本などページ数が少なく、見開きが多い場合が向いています。

どちらでも好みなのですが、強いて言うなら、中綴じホッチキスがなければ平綴じ用が無難、くらいでしょうか。

また、左綴じ/右綴じは、表紙を上にした時、右側が綴じられているか、左側が閉じられているかの違い。
※表1は印刷用語で、一般的に表紙と言われる一番表の部分です。

グレーの部分が背表紙の来る位置となります。

f:id:Kuichi:20180106143755j:plainf:id:Kuichi:20180106143803j:plain
左画像:左綴じ 右画像:右綴じ

一般的には下記のように使い分けると読みやすいです。

  • 横書き文章:左綴じ
  • 漫画、縦書き文章:右綴じ

面付テンプレート

平綴じ:左綴じver

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平綴じ:左綴じver 左画像:表 右画像:裏

平綴じ:右綴じver

f:id:Kuichi:20180106142114j:plainf:id:Kuichi:20180106142133j:plain
平綴じ:右綴じver 左画像:表 右画像:裏

中綴じ:左綴じver

f:id:Kuichi:20180106142259j:plainf:id:Kuichi:20180106142320j:plain
中綴じ:左綴じver 左画像:表 右画像:裏

中綴じ:右綴じver

f:id:Kuichi:20180106142415j:plainf:id:Kuichi:20180106142432j:plain
中綴じ:右綴じver 左画像:表 右画像:裏

作業手順

STEP01:綴じ方の選択

  • 平綴じ:左綴じver
  • 平綴じ:右綴じver
  • 中綴じ:左綴じver
  • 中綴じ:右綴じver

テンプレートからいずれか好みのものを選ぶ。

STEP02:原稿の用意

テンプレート通りの配置で両面印刷・もしくは裏表に書き込みをする。

STEP03:折り目をつける

テンプレート通り山折り谷折りをする

STEP04:裁断

テンプレートの赤い線の部分で、紙を4等分する

STEP05:綴じる

表紙(青い表1~表4の部分です)以外をページ順になるように組み立てて、STEP01で選んだ平綴じ、中綴じいずれかの方法で綴じる。

STEP06:表紙付け

ノド部分にノリをつけ、表1・表4を表側として、表紙をくるみ製本形式でつける

STEP07:仕上げ

カッターで化粧断ちなどして断面を揃える

参考ページ

綴じ方や化粧断ち等の仕上げ全般について、参考になるページを貼らせていただきますので、そちらをご参照ください。
www.pixiv.net

応用編

レイアウト用図表での色分けは、裏表で印刷される場所に対応しています。
例)青の裏は青

そのため裏表さえ合っていれば、

  • A4以外の用紙を使う
  • 同じページの4枚分を1枚の紙にまとめて印刷する
  • 割り付けの手間を省くためにレイアウト時上下を同じにしてしまう
  • 最初からA6用紙などに印刷して半分に折るだけにする(Wordだと冊子印刷でできる)

などが可能です。
※レイアウト用図表が上下逆合わせになっているのは、ページ下(印刷用語では『地』と言います)をカッターで切らないことで、化粧断ちの手間を一辺分省き、かつ製本時揃えやすくするためです。

たとえば違う質感の紙に表紙4枚を印刷し、中のページも同様に4枚ずつ同じものを印刷して製本すると、ちょっと凝った感じに作ることもできるのではないでしょうか。
(この場合4部完成することになります)

ホッチキスでなくても、和綴じをしたりしても楽しいかと思います。

参考ページ

www.pixivision.net

まとめ

このテンプレートは、小さい分比較的省スペースで作ることができますし、用紙1枚を使い切るのでゴミも化粧断ちの切りクズくらいです。

また、ページ数も本として最低限の見栄えがする程度はありますので、突貫で何かを作りたい、と思ったときに使えるのではないでしょうか。

面付を理解すると、テンプレートを参考にページ数を増やすこともできるので、そこそこの厚みをのちょっとした小冊子作りも可能です。

以上となりますが、お役に立ちましたら幸いです。

参考本

A4コピー用紙一枚でも作れるのですが、せっかく手作りするのであれば下記のような本を参考に、紙や細工に凝ってみるのもおすすめです。
工作してる感じがとっても楽しい。

また、ちょっとお金がかかりますが、表紙だけでもデザイナーにお願いしたり、印刷所で印刷してもらうと、結構見栄えがして綺麗です。

リトルプレスをつくる

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  • 作者: 大原健一郎,野口尚子,橋詰宗,グラフィック社編集部
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2018年の抱負は『継続』

今週のお題「2018年の抱負」

2017年の振り返り - トワイライツ・ノーツで振り返った通り、目標の未達成が目立つので今年は『継続』をテーマにしていきたいと考えています。

興味を持ったことは一直線にやるタイプですが、一方でたとえば英語など『勉強しなくても即座に困る訳ではない』という事柄に関しては全くと言っていいほど続けるということができません。
という訳で、今年こそは面倒臭がりな私でも、継続できる方法を探っていきたいと思います。

……といっても自己流に頼ると失敗すると思うので、まずは本やブログに従い、取り入れられそうなところから。

参考にしてみた本やブログはエントリーの最後につけておきますので、よろしければ目次からどうぞ。

継続のための三本柱

  1. 定量的に達成・未達成がわかる目標を立てる
  2. 記録する
  3. if-thenプランニング(もし、~したら~する)で行う場面を条件付けをする

1.定量的に達成・未達成がわかる目標を立てる

例)
× 英語の勉強をする
 ↓
〇 問題集を一冊解く

2.記録する

バレットジャーナルのHabit Trackerや、一冊を読み終えるのが難しい人を最後まで行けるよう支えるシンプルな2つの方法 読書猿Classic: between / beyond readersを参考に、方眼用紙のマス目にページ数や問題数などを振って、やったらマス目を塗り潰していくようにする。

3.if-thenプランニング(もし、~したら~する)で行う場面を条件付けをする

例)
【IF】もし、パソコンを起動するときは
【THEN】電源を入れたあと、起動時間中に英単語をひとつ以上音読する

【IF】もし、朝昼晩のご飯以外の時間に小腹が空いたら
【THEN】間食前に温かいお茶を一杯飲む

…など、【IF】と【THEN】の組み合わせで、続けたい行動を始めるトリガーを設定しておくという手法です。

上記を踏まえた上での今年の目標

英語の勉強

  1. ラダーシリーズレベル1のグリム名作選を1冊読み切る
  2. 1ページごとにマス目をひとつ塗り潰す
  3. 【IF】もし外出したら、【THEN】電車に載っている間にグリム名作選を1ページ以上読む

昨年の年の初めにエジソンのラダーシリーズを読む、と言ったのですが、どうも興味が持てなかったため挫折。
そのため1話毎が短く区切りやすく、かつ大体の話の筋を知っているグリム童話選にしてみました。

また、ラダーシリーズのレベル1は本の中で使われている1000語は巻末辞書がついています。
どこかに出かけるときでもこれ一冊持てばいいので、携帯に関してかなり手軽なのもこの目標にした理由です。

グリム名作選 The Best of Grimm's Fairy Tales (ラダーシリーズ Level 1)

グリム名作選 The Best of Grimm's Fairy Tales (ラダーシリーズ Level 1)

まとめ

今年は継続をテーマに、やりたいことを英語の勉強一本に絞ります。

別に他のことをやってはいけない(絵とか投資とかWebの勉強とか書評とか…)という訳ではなく、まずひとつだけ継続することに挑戦してみよう、という感じです。

継続することに慣れていない状態であれもこれも手を出したらリソースの振り分けができないような気がしました。
まずはスモールステップで慣らしから。

情報収集という面では英語ができるようになると便利ですし、使えるようになれば役立つのは間違いなさそうです。

ラダーシリーズを読み終えたら英語の問題集をやるとか、或いは再読するとかもそのときに考えたいと思います。

という訳で今年の抱負でした。

参考にしたもの

書籍

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

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  • 作者: ハイディ・グラント・ハルバーソン
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/07/01
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
if-thenプランニングや、誘惑を避ける方法などについて詳しく載っています。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

バレットジャーナル、およびHabit Trackerについて。

リンク

readingmonkey.blog45.fc2.com
一冊読み通すための記録方法。

2017年の振り返り

明けましておめでとうございます。

2018年について書く前に昨年を振り返ってみたいと思います。

2017年に新しく始めたこと

デザイン関係の職業訓練に通い始めました。
今までコーディング畑ばかりにいたので、デザインスキルが足りない、と強く感じたためです。

あとは、ちょっと感覚的に手を動かしてみたくなった、という動機もあります。

2017年の事件簿

  • 転んで前歯を折りかける(ヒビも入った)
  • 転職先で残業代未払や入社前の話と違う条件のため退職&交渉
  • 転職活動難航
  • アトピーの悪化
  • クリスマスイブに十年以上付き合った人に別れを切り出される

厄年は2018年のはずなのですが、振り返ってみるとなかなか酷い年。
特に一番最後のお別れは、かなりへこみました。

が、落ち込み→怒り→無という変遷をたどって3日程度で立ち直りました。

長年付き合っていたとはいえ、結婚もしていないと「別れて欲しい」の一言でこうもあっさり消息不明になるし連絡も取らなくなるもんだなあなんて、人間関係の諸行無常を感じています。
十数年間を返せとも思わないですが、人間関係って本当に儚いなあ……と思った出来事でした。

2017年の目標の達成度

リンク先のエントリーにちょこちょこ書いてありますが、概ね下記が目標とかやりたいことでした。

  • 英語の勉強 未達成
  • 絵の練習 未達成
  • 投資 未達成
  • 書評の再開 未達成
  • JavaScriptの勉強 未達成
  • Web制作技術のスキルアップ 未達成
  • ダイエット 未達成

kuichi.hatenablog.com
kuichi.hatenablog.com

ほとんど未達成。

達成したもの

唯一達成したのは書評くらいでしょうか。

あとは、投資が軍資金10,000円→10,757円まで増やせたことは評価してもいいのかも、知れない。
少なくとも元本割れさせず、7%以上増やしてますので……。

敗因分析

とにかく継続ができない、ということに尽きます。
チェックするのも自分自身なので、まあ、今日はいいかで放置気味になる流れが多々ありました。

あとは、特にJavaScriptに対して現在あまり興味がなくなってしまったというのもあります。
たくさんのフレームワークが出ていますし、プラグインが実装できる程度の知識があればいいのかなあ、と。

2016年にHTML5.1が勧告されたのでマークアップに対しての変更点などは簡単に追ってはいるのですが、相変わらず書き方に色々な流派があったり、複数のブログで解釈が微妙に違ったりということで正直興味を失ったというより『対応を決めかねる』といった表現の方が近いように思います。
結局、HTMLもCSSも保守しやすくするための抑止力は人間の意志に頼りがちな弱い言語なので、自分がより良いと考える方法で、そのとき精いっぱいできることをするしかない。

そのための情報収集はするにしても、よりよい方法というのは常に考えていきたいところです。

まとめ:飛び抜けてトラブルの多い年だった2017年

何のトラブルもない、なんてことはまずないのですが、2017年は精神的・肉体的共に近年稀にみる程落ち込みがちでした。

特に会社を辞めたあたりのごたごたは、本当に神経をすり減らす日々。
生きていればこんなこともある、とある意味勉強にはなりましたし、以前よりも疑うこと・事前の確認の大切さを知りました。

長年一緒だった人ととの別れもありましたし、人間関係も考えなければいけない時期なのかな、という合図のようでもあります。

まだまだ、知らなければいけないこと、知りたいことがいっぱいです。

【書評】エクセル関数をゼロから極める本【VLOOKUP関数編】

今回はいただいた本のご紹介です。
エクセル関数をゼロから極める本【VLOOKUP関数編】


業務上Excelを使う方は多いと思うのですが、『VLOOKUP』という関数をご存知でしょうか?

どのような関数かというと、『指定範囲の中から検索条件に合致したデータを取ってきてくれる関数』です。
そこそこの量のデータを扱うまで私も使ったことはなかったのですが、使用方法を知るとExcelの世界が変わる関数だと思います。

使い方は、たとえば品番・商品名・個数・金額を紐づけておいてVLOOKUP関数で参照するようにしておくと、仮に金額が変更になったときも一括で変更ができます。
また、品番を入力すると紐づけた商品名を自動で表示させる、といったこともできるので、品番と商品名の取り違えも起こしにくくすることも可能です。

『指定範囲の中から検索条件に合致したデータを取ってきてくれる関数』というと非常に単純なように思えますが、活用できる範囲は非常に多岐に渡る関数です。

今回いただいたエクセル関数をゼロから極める本【VLOOKUP関数編】はサンプルと共にExcelのVLOOKUP関数を勉強することができる本となっています。

本の章立て

0章:【超初心者向け】数式・関数の基本知識
0-1:エクセルの「数式」とは
0-2:Excel(エクセル)の数式と関数の違いは?
0-3:エクセル関数の基本ルール
0-4:エクセルの数式・関数は「セル参照」を原則とすべき4つの理由
0-5:エクセルで1つの数式をコピペで使い回すために知っておきたい絶対参照・相対参照の使い分け方
0-6:エクセルの四則演算の使い方と計算の優先順番
0-7:「関数の挿入」はダイアログ入力より手入力がおすすめ!

1章:【初心者向け】VLOOKUP関数の基本テクニック
1-1:VLOOKUP関数とは
1-2:VLOOKUP関数の構文を理解しよう!
1-3:サンプルファイルで練習しよう!
1-4:VLOOKUP関数の仕組みを理解しよう!
1-5:VLOOKUP関数のポイント

2章:【中級者向け】VLOOKUP関数の「あるある」6選と応用テクニック
2-1:【あるある①】同じ「検索値」の複数列のVLOOKUP関数を1回のコピペで済ませたい!
2-2:【あるある②】VLOOKUP関数の検索を行なう表にデータ追加すると、いちいち数式中の「範囲」を直すのが面倒。。
2-3:【あるある③】VLOOKUP関数で検索を行なう表の右端をキーに検索をかけたい!
2-4:【あるある④】VLOOKUP関数で検索したい表の中に同じ「検索値」の別データがある場合、2つ以上のキーワードで検索したい!
2-5:【あるある⑤】VLOOKUP関数で「検索値」に指定したキーワードが「範囲」の中にあるのに、なぜかエラーになってしまう。。
2-6:【あるある⑥】VLOOKUP関数で検索をかけたい表が複数ある場合、いちいち数式中の「範囲」を直すのが面倒。。
2-7:【おまけ】「○以上の場合は□」の条件分岐ならIF関数よりもVLOOKUP関数の近似一致参照がおすすめ

3章:【中級者向け】VLOOKUP関数の7つのエラーの原因と解決策
3-1:VLOOKUP関数でエラーになるケースは全部で7種類
3-2:【エラー1】「この数式には問題があります~」というメッセージが表示
3-3:【エラー2】戻り値が”#NAME?”というエラー値
3-4:【エラー3】戻り値が”#VALUE!”というエラー値
3-5:【エラー4】戻り値が”#REF!”というエラー値
3-6:【エラー5】戻り値が”#N/A”というエラー値
3-7:【エラー6】戻り値が”0”の値
3-8:【エラー7】戻り値がユーザーの想定外の値(”0”以外)


0章:まずはExcelの基礎知識から

こちらの本はVLOOKUP関数をメインに取り扱った本なのですが、その前提となる参照の形式の違いや数式や関数の基本知識がないと、おそらく応用することは難しいです。

0章では数式の書き方などからフォローされているので、おそらくExcel初心者の方でも問題ない構成になっていると思います。
また、Excel初心者の方に向いた丁寧な説明のため、仮にVLOOKUP関数までは使わないんだけど、という方でも十分に役立つ内容です。

セル参照と四則演算、関数の呼び出し方などをおさえるだけでも充分な場面は多いですから、あまり自信がない方はこの章を読むだけでも得るものがあるでしょう。

私はというと、それなりにExcelは使えると思っていたのですが、細かな部分で知らない機能や入力方法があったりとてもためになりました。たとえば累乗は使う必要がなかったため、Excelでできること自体知らなかったり……。

もう一点、ポイントとしては早めに関数の手入力をおすすめされているところ。
確かにダイアログ入力*1は便利なのですが、より柔軟に数式を組むためにはどうしても手入力が必要です。
一見面倒そうに見えますが、早くから手入力の習慣をつけると後々便利ですし、打ち込む回数が増えればよく使う関数は手が覚えます。

初心者向けの段階で手入力をおすすめしているのは、個人的に良いことだなあと感じました。

1章:いよいよVLOOKUP関数の基礎

ここでは、ごくごく基本的なVLOOKUP関数の使い方の紹介がされています。

画像つきで説明されているので、初心者の方にもどういった関数なのか掴みやすいです。

著者の方はVLOOKUP関数でExcelにはまった、とここでおっしゃってますが、私も似たような経験があり、非常に共感しました。

Excel表計算ソフトですが、データの整理に使うと非常に便利です。
業務によっては、それまで人力で管理も行っていたことがほとんど自動化でき、管理自体も修正・変更が楽にできるようになります。
そうやって色々試していく内に、『これはExcelで効率化できるかな』ということを探し出すくらいにははまっていました。

2章:あるあるケースを提示しながら応用方法や別の関数を覚える
VLOOKUP関数をある程度使えるようになってくると、細かな不満が出てきます。

たとえば主キーは左端なのですが、右から三列目の番号からデータを呼び出したいとかそういうことです。

VLOOKUP関数単体ではできないことも、データの作り方を工夫したり、他の関数と組み合わせると解決可能なことも多いです。

そういったよくあるケースを取り上げて解説してくれているので、必要な部分だけ読む、といった読み方でもいい章だと思います。

3章:エラーとの付き合い方

VLOOKUP関数に限らないのですが、Excelで関数を使い始めると、よくエラーに遭遇します。たとえばセルに『#REF!”』と表示されているとか……それはもう日常茶飯事です。

エラーが出るということは関数の組み方がおかしいだとか、そもそも書式が間違っているとか色々な原因があるのですが、初心者の方は戸惑ってしまうポイントだと思います。なにか怖いですし。

この章ではそんなよくあるエラーの原因と解決方法を説明してくれています。

エラーが出てしまったら、落ち着いてこの章から該当のエラーの項目を読むと、原因を切り分けて解決していくのに役立ちます。

まとめ:初心者から中級者までフォローした本でした

こちらの本は著者の森田貢士さんからいただきまして、ちょうどExcelでのデータ整理が必要だったこともあり読ませていただきました。
ありがとうございました。

よくある「これがしたい」と「こんな問題が」に対応できる、とてもわかりやすい本で有難かったです。

今日日、ネットで調べればわかる事も多いのですが、断片的な知識は細かなところを取りこぼしたりしがち。
一からステップアップしていくのに非常にうってつけの本ですので、Excelを実務で使う方にはおすすめです。

*1:関数の挿入時、ポップアップで候補の関数が表示される機能

セミナーや勉強会の目的は、その場で情報を得ることより9割人脈作りと思った方が良い

ここ数年、セミナーや勉強会、或いは講演会など、とても活発になってきてますよね。
会場の借りやすさやネット環境が整ってきたことにより、個人でそういったことを企画する敷居は随分と下がったように思います。

ご多聞に漏れず私もそういったものを何度か聴講させていただく機会があったのですが、実を言うと落胆ばかりしていました。
というのも、私は『情報』の方が気になる質でして、新しい知識が得られるのではないかと思って行く訳です。

しかしフタを開けてみれば、ぐだぐだな進行(設備不良も含め)、既知の情報ばかりでほとんど目新しいことはない、或いは講演者の発言をインターネットで追っていたり著書を読んでいれば既知のことばかり(講演に行く前は結構見てます)……といった塩梅のことも多く、そういうセミナーに当たってしまうと正直「ハズレだった……」と落胆してしまうのです。

が、そんなことを何度か繰り返している内にそもそもセミナー等を開く目的が『人脈作り>>>情報共有』であることが多いのだろうということに気がつきました。

という訳で、今回はそういうお話です。

自分で発信していくと、欲しい情報や人脈が集まりやすいという法則

たとえば、ものすごく興味を持っている分野があるとして、その最新情報をキャッチしたい! と思ったらどうするのが良いか。

本を読む。インターネットで調べる。人に聞く。学校に行くなど取れる手段はいくつかあると思います。
また、その道の有名人のSNSアカウントやブログをチェックするというのも役立ちます。

が、実は一番自分に合う、鮮度のいい情報が入ってくる方法は、自分で発信してみることです。

有名人や情報を調べながら、どんなに拙くてもいいので自分なりに調べたことをまとめて発信する。
マメに感想をしたためたりコメントしてみる。
そうすると、何らかの反応がもらえることがあります。

そしたら、反応をくれた人のアカウントを見に行って、ブックマークや呟いていることをたどってみるのです。
すると自分の欲しい情報が見つかったりしますし、その道で誰が有名かも当たりがついたりします。そうやってたどっていく中で自然と多く目にする名前があると思いますが、間違いなくその道では有名な人です。そういう人を見つけたらフォローすると良いでしょう。

六次の隔たり*1、という話を聞いたことがある人も多いかも知れませんが、そのずっと精度の高いことが、情報において起こせるのです。

人脈があると、自然と情報やチャンスが集まってくる

上記のことから、間違いなくこう言えます。

また、自分に現在手持ちの情報がなくても、人脈から情報を引っ張って来られる可能性が高くなる訳です。

自分が知らなくても、誰か知り合いが知ってる。或いはヒントをくれる。チャンスがもらえる可能性が増える。

上記のことを踏まえると、セミナーや勉強会、講演会を開く目的というのは……やはり人脈作りの比重が高くなってしまうのは当たり前のことです。
自分の話を『聞きに来ている=興味がある』ということですから、適当に集めるよりずっと繋がりは得やすいはずです。

そういう訳で、『勉強会だ! 新しい知識を入手できる!』と張り切って行くと私みたいに落胆しかねませんから、ご注意ください。
特にタイムテーブルに『懇親会』とある場合は、発表よりそちらの方がメインだと思った方が良いでしょう。

ただし、デメリットもある

セミナーや勉強会の主な目的は人脈作りと述べましたが、変なところに行くと変な人と繋がりを作ってしまうこともあります。
残念ながら人脈は良いものとは限らないのです……。

マルチなどの勧誘会というケースも多々ありますから、参加する集まりは慎重に見極めるべきです。
迂闊に参加すると、『カモ』リストに入れられる、なんてこともあると思います。

どうやって変な集まりでないか判断するか

会費が高ければ信用できるという訳でも、逆に安いから信用がないという訳でもありません。
同様に、ビッグネームだからといって良いセミナーとも限りませんし、無名だからといって駄目とも限りません。

重要なのは、集まりを主催する人やその周囲の人の日頃の発言と、過去に開かれた主催者のセミナーの評判です。

ブログ等で妙な情報商材を売っているようなことはないでしょうか?
SNSで反社会的な発言をしていないでしょうか?
最低限、人を人と尊重しているやり取りをしているでしょうか?
過去炎上させていないでしょうか?
著作やインターネットで書いている記事、インタビューをされているのならそれらにも目を通してみましたか?

色々な面からという意味では、某ちゃんねるの評判を見てみるのもいいでしょう。
また、セミナーのタイムテーブルやその他登壇者の情報も一通りはさらった方が良いです。

その他にも、その人が所属しているグループや会社の人の発言を追ってみたり、その人の名前で検索をかけてみたり……そういった情報を集めて、違和感を感じるようなら行くのをやめた方がいいかも知れません。

どうやって人脈に繋げるか

その後人脈に繋げている人には概ね以下の傾向があるようです。

  • 興味を持つ
  • マメにレスポンスする
  • 覚えてもらうようにひと工夫する
  • 自分がやりたいこと、やれることを明確に伝えておく

名刺交換だけで終わらず、ちょっと「おっ」と思われる質問をしたり、SNS上でマメにコメントしたり、次回のイベントを積極的に手伝ったり、ちょっと面白い話で印象に残ったり……ということを上手にやっている人は繋がりを持ちやすいようです。

また、なにか特技があってそれを印象付けておけると『そういえばあの人あれできたな』という感じで仕事に繋がったりもするとか。

私自身は懇親会はそそくさと帰ってしまう方なのですが……人脈を作りたい人は、名刺交換で満足せずにそこで頑張ると良いと思います。

また、そもそも論なのですが発表内容についていける程度の知識があることは最低限の必須条件です。
そこがわからないと懇親会で話題のとっかかりが見つけられないし、スキルのある人は敏感に見抜いてきます。

まとめ

という訳で、セミナーや勉強会について述べてみました。

もちろん、人脈より情報! という集まりもあるのですが、実際問題、参加してみると思っていたのと違うということは多々あるもので……。

個人的にはWebやプログラミング業界のセミナーは情報重視で発表も充実、知らないことがいくつもあった、ということも結構あるのですが、ふわっとしたタイトルのセミナーは内容もふわっとしてることが多いです……。

そのあたりの見極めもしつつ、セミナーで何を得たいかは明確にしていかないと、なんとなく終わってしまいます(実体験)。

余談:私は懇親会にはあまり参加しないスタンスです

ここまで書いてきたことをひっくり返すようですが……。

私は懇親会は滅多に参加せず発表だけ見て帰ってしまうことも多いため、人脈については機会を逃しているはずです。
しかし情報を得たくて行っているので、それで良いと思っています。

キーワードと重要人物さえ仕入れられれば、独学で調べがつくことも結構多いというのも理由です。
あと、自分で試してみないと何事も腑に落ちないタイプなので、聴講してすぐ懇親会で質問するだけでは理解がふわっとしてしまうのです……。

どうしてもその場で気になることは、発表時の質問タイムで消化するようにしていますし、更に重ねて懇親会で聞くこと……ないかなあ……というスタンスです。

ものすごく発表内容が腹落ちしたとかであれば感想を伝えに行くかも知れないのですが、そこまで衝動に突き動かされるタイプでもなく。

あと最近話題になっている、交換した名刺をブログに掲載とかそういうリスクを考えると、やたらに連絡先をバラ撒くのもなあと思っていることもあります。

www.kitajirushi.jp


散々人脈、と書いてきましたがこういう参加スタイルの人間もいます。

エントリーと関連する本など

このエントリーを書くきっかけですが、読んでいた残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する『第四章 なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか』で『人脈』というものについて非常に納得がいったことです。

本の中に、こんな文章があります。

受け取るより与える方が良いです。ほかの人に何かしてあげられる機会を探すのです。たとえば、知識を提供したり、もしくは、相手はまだ知らないかもしれないけど、関心がありそうな人に引き合わせてあげたりするのです。大事なのは、ネットワーキングが取引にならないこと。見返りを求めて、何かを提供するとうまくいきません。それより、あなたと相手の共通点に、純粋に興味を示してみてください。

引用:残酷すぎる成功法則 シリコンバレー最高のネットワーカーに直接、秘訣を聞いてみた!

まさに情報収集の方法とぴったりだし、薄々感じていたセミナーの類の目的はこういうことなんだなあと。
と考えると懇親会に参加しない私はセミナーの主催者の方に特に与えていない、というような気もしますが、知人がセミナーを探していれば過去良かったセミナーとか知識の豊富な人は積極的に教えていますし、地味に広報活動はしている……のかな。

とても俗っぽいタイトルの本ですが、善人は本当に損をするのかといったトピックを取り上げていたりで内容が非常に面白いので、いずれ書評を書いてみたいと思っています。

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

*1:知り合いの知り合いの知り合い…を6度以上たどると全世界の人と繋がりが持てるという理論