【お題】見知らぬ誰かにボトルレターを書くように
今週のお題「私がブログを書きたくなるとき」
私がブログを書くときは、ほとんどが『記録のため』と『考えを深めるため』です。
人間の記憶はあてになりません。時間が経てばなおさらです。そういう訳で、少しでも記憶が鮮明な内に書き残しています。
ただ、それだけなら個人の日記帳でもなんでもいいですし、あえてブログという形態を選ぶ必要はないように思われます。
あえてブログで書く理由としては、自分の書いたものをインターネット上の誰かと共有したい、という欲求に行きつきます。
私は人付き合いをしたいという欲求が薄い方で、それよりは自分の趣味や興味に没頭する方を好む性質です。
これは子供の頃からそうで、たぶん、あまり変わることはないように思います。
一方で、インターネット上で人と話したりやりとりをするのは嫌いじゃありませんし、むしろゲームなどをわいわい一緒にやるのは好きです。
オフラインの人付き合いにはさほど興味がないのに、ネットでの付き合いは割と好きというのは矛盾しているようですが、なんとなくそのくらいの距離感がちょうどいいようです。
オフラインから始まる人付き合いだと、『近くに住んでいる』とか『同じ会社に勤めている』『同じ学校に通っている』という、個人の趣味嗜好に関係のない雑多な属性の人々と付き合っていかなければならないことが多いのですが、インターネット上だとそもそもの『趣味が同じ』であるとかそういうところが起点になることが多いので、気が楽なのも大きいと思います。
ここで最初のお題に戻るのですが、つまり私のブログにたどりついて読んでくれる人というのは、インターネットの性質上、ある程度取り上げているトピックに興味がある人、ということになるはずです。
しかし書かなければ、記事にたどりついてくれるということはありえません。
つまるところ、私が書いた記録や考えが興味のある人や未来の自分にボトルレターのように届けばいいかな、という感じで、私からは読み手の顔が特に見えなくても構わないのです。
誰が読んだか、読んでいないか、そういうことに関係なく私はブログを書くだろうし、もしそれが紹介した本を手に取ったり、どこかに訪れたくなったり、なにかを思ってくれたりするきっかけになればいいかなあという感じです。
疲れ果てていた退職後から未払残業代請求するまで回復した経過の覚書
ようやく一番の懸案事項に少し目途が立ちそうということと心身共に落ち着いてきてほっとしているのですが、疲労や回復にも段階があるみたい、ということで経過を簡単にまとめてみようと思います。
未払残業代の件も徐々に進んできました。
退職後から今に至るまでの経過
7月
- 色々あった*1前社を辞め、慢性的に体調不良の状態。
- 未払残業代もあり、その件を片付けなくてはならず、気分が重たくなる
- なるべく早く転職をと思い並行して転職活動
- 何十社とお祈りメールが届き、三十路過ぎという年齢も重なり、「もう転職は無理なのか……」と精神的にもダメージ。
この時期は体調不良も相まってとにかく悲観的になっていました。
また、未払残業代について色々調べたり労働基準監督署やハローワークを往復していたのですが、これも精神的・時間的にかなりの負担でした。
そもそも、本当に未払の残業代は正当なものなのか?
間違いはないのか?
私の能力不足であれば請求すること自体駄目なのでは?
等々、迷いもありました。
8月
- 風邪を引き、更に疲れが噴き出たのかアトピーが悪化して体調を持ち崩す。
- 月半ばでこれは限界と就活は一旦ストップ。
- すぐに再就職する気だったためもらうつもりのなかった失業保険の手続き。
- やっと残業代の請求を内容証明で送る。
- 伸び伸びにしていた少々遠方のかかりつけの病院へ行く。
- 生活は夜型に。
- 8月下旬からは次第に生活リズムも朝方に。
この時期は暑さもあって、体調をかなり崩していました。
精神的にもかなり疲れていたのか、お皿を洗ったり洗濯をしたりという基本的な家事もなかなかこなせず。
元々、子供の頃から夜型のため昼夜逆転はしやすい質です。
思い返せば、7月~8月はもしかしたら少々うつ気味だったのかなと思います。
なにをしてもあまり楽しくないし、気分も沈みがちに。
こうなっては仕方がないと、やりたいゲームを思う存分やって、夜型生活を気のすむまで送ろうと決めました。
8月下旬に未払残業代の内容証明を送った辺りからは、病院に行ったことや、一番心に引っかかっていたことを片付けたせいなのか、気分や体調も徐々に上向きに。
家事程度は以前と同様にこなせるように。
また、一個ずつでもやらないといけないことを片付けようと、タスクの洗い出しをする。
9月(現在進行中)
- 未払残業代の内容証明で指定した期日を過ぎても反応がないため、労働基準監督署へ。
- ずっと気にかかっていた本の処分。
- 部屋の片づけ。
- 就活の再開。
- ほとんど朝方の生活に変化。
- ゲームなどの逃避行動は徐々に減り、家事をしたり用事を済ませたり、ブログを書く気になってくる。
- 元々生理不順だったのだが、実は今年に入って月経が8か月止まっていた。もしも病気があったら……と恐れていた産婦人科についに来院。
未払残業代の件について動いたことで、明らかに徐々に気分が上向きになってきています。
また、失業保険の受給日が近くなってきて、お金について少しだけ安心したことも大きいでしょう。
気分が沈んでいると家事にしろ色々な手続きにしろ、タスクを山のように感じて嫌気がさしてきます。
けれど一日ひとつでもやって『ひとつ用事が済んだ。少しずつできるようになってる。今日はこれで充分』と自分を肯定してやっているのも効いている気がします。
月経が止まっていたのも不安でしたが、診察の結果子宮に異常はないしストレスでは、ということで病気ではなさそうです。
更に、沈んでばかりいた気分の中に、怒りらしきものも徐々に復活してきました。
未払残業代の件で言ってしまえば被害を受けていた自分が、何だってこんなに手間暇かけた上に思い悩まなければならないのか?
そもそも内容証明を無視ってありえないでしょう?
残業代時給500円代で本当に問題ないと思っていたのか? 東京の最低賃金を下回ってるぞ!
……などなど。
まとめ
何というか先方に対してこういう怒りを徐々に感じて来るようになったのは悪い傾向ではないような気がします。
7月から8月を思い返すに、怒るエネルギーすらなかったのではないでしょうか?
一体何だって『未払残業代を請求するのがお門違いなのではないか』と思ってしまっていたかというと、ことあるごとに社長から言われていた『前任の人は今ふたりでやっている仕事を全部ひとりでやっていた』『他の人は一か月もすれば仕事を回していた』『考え方がおかしい』という言葉で、自分は無能なのではないか、おかしいのではないか……と感じてしまっていたことが大きな原因なのでは、と思います。
しかし、確かに能力不足はあったのかも知れませんが、決して業務をサボっていたとか手を抜いていた訳ではないし、少なくとも残業代は勤務時間に対する正当な報酬です。
と考えるまでに2か月近くもかかってしまいました。
まだきちんと振り込まれるかはわかりませんが、その内残業代の計算方法もまとめてみようかなあと思っています。
時間はかかりましたが、ちょっとずつ前進はしているような気はしています。
あとは就活がうまくいって、今度こそはきちんとした会社に行ければ言うことはないです。頑張ろー。
*1:ここで細かく述べると愚痴にしかならないので機会があればそのうちに
休息期間は米を炊く
4月の始めに転職した会社を退職いたしました。といっても辞めてから既に1ヶ月程経ちます。
退職した理由についてはその内整理して書くつもりですが、まあ、色々あった(辞めてから1ヶ月経つ今も現在進行中)のです。
辞めた今は三ヶ月、少々身体と精神に無理をさせてきたツケがきたのかアトピーがかなり悪化してしまいまして、就活の傍ら身体も休めているという感じ。
アトピーの症状は疲れやストレス、外的環境の影響を相当に受けるのですが、私は患部が顔メインということもあり、目も開けづらく、表情を動かすにも顔の皮がつっぱり、火傷のように真っ赤に皮が剥けた状態で外に出るのはそれだけでストレスのため、用事がなければ基本的に外出はしない方向で過ごしています。
汗や日光、外気なんかはそれだけで刺激になってしまいますし。
それはさておき、時間だけはたくさんある無職の状態が数年ぶりに来た訳なのでした。
ところで、勤務している時は毎日21時過ぎ、時にはもっと遅くの帰宅が当たり前で、そこから食事を拵える余力もなかったので普段の生活は荒れに荒れておりました。
暇な時間を利用してなにか勉強でもやろうかなと思ったのですが、アトピーが少し落ち着くまではなにもしない、でいいことにして、日々の食生活に少しだけ手間をかけて自炊することにしました。
といっても米を鍋で炊いて、味噌汁を食事の度に作るようにしただけなので、そう大したこともありません。
米を鍋で炊くのも案外簡単ですし(参照 )、お焦げが好きなのでうまく炊けるとそれだけでちょっと嬉しい。
そういうことを始めると、何にもしない生活の中に少しだけリズムというものが生まれました。
洗濯機を回し始める。
米を研ぐ。
米に30分から1時間ほど吸水させる。
吸水している間に軽く掃除する。
火を着けて10分程放置。
その間に洗濯物を干す。
火を止めて10分蒸らす。
蒸らし中に味噌汁を作る。
食べる。
食事後、必然なら食材の買い物に行く。
作業手順さえ組み立ててしまえばあまり考える必要がないルーチンワークのようなものですが、米の準備をしている間に大方の家事が終わるので、私にとってはちょうどいい時間の区切り方だと思います。
朝ご飯のときにやるとぴたりとハマる感があってなんとなく気分が上向きになるのです。
気分が落ちているときでもなにかひとつ、こういう合間合間に待ち時間のあることを習慣に取り入れると、自然と『この間にあれしとこう』という思考が働くようです。
こういう生活をしていて思うのが、やはり仕事が忙しいと日々の生活にまで割くリソースが本当になくなる、ということです。
それは体力や時間だけでなく精神的な部分でも顕著で、もうとにかく家事が面倒臭い、食事も食べたいものが思いつかないし考えたくない、という状態になります。
思うに、人それぞれ体力、精神力の量には定量があって、私は仕事でそれを使い切ってしまいがちなタイプのようです。大体1日総計して6時間も仕事に打ち込んでいるとそこから先どうしてもがっくりと能率が落ちます。
これは休憩を取っても甘いものを食べても大して変わりません。
たぶん、集中力がもつのがそのくらいの時間、ということなのではないでしょうか。
大抵の会社は1日8時間勤務が定められた労働時間なので、私が集中力がない方なのかな、と落ち込んだ時期もありましたが、見ていると他の人もなんだかんだ休憩挟んだり、ちょっと息抜きに細かい作業を挟んだりしているので、案外と人並みなのでは、と思うようになりました。
この6時間というのは、一時期仕事の作業状況を逐一報告していた頃、やったこと、かかった時間などの記録をしながら気づいたものです。
更に言うなら、本当にその日コアでやらなければいけない仕事に関しては4時間程度で集中的に進めており、実質勤務時間の半分程度で仕事の7割方は完了させていた計算になります。
ということをつらつら考えながらお米を炊く話に戻りますが、吸水から多く見積もっても1時間半程度でその日の家事はかなりの部分終わってしまう訳でして、本当に集中できる時間を4時間としても、残り2時間半程度はなにかしらができるリソースが残されていることになります。
買い物する時間を入れたとしても2時間程度はある訳です。
毎日2時間、遊んだとしてもいいのでしすが、それ以外に何か継続してやるとしたら何がいいのかな、と寝っ転がりながら考えてみたりもするのですが、勉強かなあという結論に行き着きます。
ただ私の場合特に今すぐ必要ではないことを自習に任せているとだらだらしてしまうだけ、になりがちなので(英語の勉強がいい例)、やるのであれば対面形式でレッスンを受けた方が程々のプレッシャーになるのかな、と思います。
今後、自分がどういう人生を歩んでいくにせよ、日本以外の情報入手方法がある方がより良い選択の助けになるでしょうし、オンラインの英語のレッスンでもやってみようかなあなんて米を研いだり洗濯物を干したりしながらつらつらと考える休息期間です。