トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

2018年の抱負は『継続』

今週のお題「2018年の抱負」

2017年の振り返り - トワイライツ・ノーツで振り返った通り、目標の未達成が目立つので今年は『継続』をテーマにしていきたいと考えています。

興味を持ったことは一直線にやるタイプですが、一方でたとえば英語など『勉強しなくても即座に困る訳ではない』という事柄に関しては全くと言っていいほど続けるということができません。
という訳で、今年こそは面倒臭がりな私でも、継続できる方法を探っていきたいと思います。

……といっても自己流に頼ると失敗すると思うので、まずは本やブログに従い、取り入れられそうなところから。

参考にしてみた本やブログはエントリーの最後につけておきますので、よろしければ目次からどうぞ。

継続のための三本柱

  1. 定量的に達成・未達成がわかる目標を立てる
  2. 記録する
  3. if-thenプランニング(もし、~したら~する)で行う場面を条件付けをする

1.定量的に達成・未達成がわかる目標を立てる

例)
× 英語の勉強をする
 ↓
〇 問題集を一冊解く

2.記録する

バレットジャーナルのHabit Trackerや、一冊を読み終えるのが難しい人を最後まで行けるよう支えるシンプルな2つの方法 読書猿Classic: between / beyond readersを参考に、方眼用紙のマス目にページ数や問題数などを振って、やったらマス目を塗り潰していくようにする。

3.if-thenプランニング(もし、~したら~する)で行う場面を条件付けをする

例)
【IF】もし、パソコンを起動するときは
【THEN】電源を入れたあと、起動時間中に英単語をひとつ以上音読する

【IF】もし、朝昼晩のご飯以外の時間に小腹が空いたら
【THEN】間食前に温かいお茶を一杯飲む

…など、【IF】と【THEN】の組み合わせで、続けたい行動を始めるトリガーを設定しておくという手法です。

上記を踏まえた上での今年の目標

英語の勉強

  1. ラダーシリーズレベル1のグリム名作選を1冊読み切る
  2. 1ページごとにマス目をひとつ塗り潰す
  3. 【IF】もし外出したら、【THEN】電車に載っている間にグリム名作選を1ページ以上読む

昨年の年の初めにエジソンのラダーシリーズを読む、と言ったのですが、どうも興味が持てなかったため挫折。
そのため1話毎が短く区切りやすく、かつ大体の話の筋を知っているグリム童話選にしてみました。

また、ラダーシリーズのレベル1は本の中で使われている1000語は巻末辞書がついています。
どこかに出かけるときでもこれ一冊持てばいいので、携帯に関してかなり手軽なのもこの目標にした理由です。

グリム名作選 The Best of Grimm's Fairy Tales (ラダーシリーズ Level 1)

グリム名作選 The Best of Grimm's Fairy Tales (ラダーシリーズ Level 1)

まとめ

今年は継続をテーマに、やりたいことを英語の勉強一本に絞ります。

別に他のことをやってはいけない(絵とか投資とかWebの勉強とか書評とか…)という訳ではなく、まずひとつだけ継続することに挑戦してみよう、という感じです。

継続することに慣れていない状態であれもこれも手を出したらリソースの振り分けができないような気がしました。
まずはスモールステップで慣らしから。

情報収集という面では英語ができるようになると便利ですし、使えるようになれば役立つのは間違いなさそうです。

ラダーシリーズを読み終えたら英語の問題集をやるとか、或いは再読するとかもそのときに考えたいと思います。

という訳で今年の抱負でした。

参考にしたもの

書籍

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

  • 作者: ハイディ・グラント・ハルバーソン
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/07/01
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
if-thenプランニングや、誘惑を避ける方法などについて詳しく載っています。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

バレットジャーナル、およびHabit Trackerについて。

リンク

readingmonkey.blog45.fc2.com
一冊読み通すための記録方法。

2017年の振り返り

明けましておめでとうございます。

2018年について書く前に昨年を振り返ってみたいと思います。

2017年に新しく始めたこと

デザイン関係の職業訓練に通い始めました。
今までコーディング畑ばかりにいたので、デザインスキルが足りない、と強く感じたためです。

あとは、ちょっと感覚的に手を動かしてみたくなった、という動機もあります。

2017年の事件簿

  • 転んで前歯を折りかける(ヒビも入った)
  • 転職先で残業代未払や入社前の話と違う条件のため退職&交渉
  • 転職活動難航
  • アトピーの悪化
  • クリスマスイブに十年以上付き合った人に別れを切り出される

厄年は2018年のはずなのですが、振り返ってみるとなかなか酷い年。
特に一番最後のお別れは、かなりへこみました。

が、落ち込み→怒り→無という変遷をたどって3日程度で立ち直りました。

長年付き合っていたとはいえ、結婚もしていないと「別れて欲しい」の一言でこうもあっさり消息不明になるし連絡も取らなくなるもんだなあなんて、人間関係の諸行無常を感じています。
十数年間を返せとも思わないですが、人間関係って本当に儚いなあ……と思った出来事でした。

2017年の目標の達成度

リンク先のエントリーにちょこちょこ書いてありますが、概ね下記が目標とかやりたいことでした。

  • 英語の勉強 未達成
  • 絵の練習 未達成
  • 投資 未達成
  • 書評の再開 未達成
  • JavaScriptの勉強 未達成
  • Web制作技術のスキルアップ 未達成
  • ダイエット 未達成

kuichi.hatenablog.com
kuichi.hatenablog.com

ほとんど未達成。

達成したもの

唯一達成したのは書評くらいでしょうか。

あとは、投資が軍資金10,000円→10,757円まで増やせたことは評価してもいいのかも、知れない。
少なくとも元本割れさせず、7%以上増やしてますので……。

敗因分析

とにかく継続ができない、ということに尽きます。
チェックするのも自分自身なので、まあ、今日はいいかで放置気味になる流れが多々ありました。

あとは、特にJavaScriptに対して現在あまり興味がなくなってしまったというのもあります。
たくさんのフレームワークが出ていますし、プラグインが実装できる程度の知識があればいいのかなあ、と。

2016年にHTML5.1が勧告されたのでマークアップに対しての変更点などは簡単に追ってはいるのですが、相変わらず書き方に色々な流派があったり、複数のブログで解釈が微妙に違ったりということで正直興味を失ったというより『対応を決めかねる』といった表現の方が近いように思います。
結局、HTMLもCSSも保守しやすくするための抑止力は人間の意志に頼りがちな弱い言語なので、自分がより良いと考える方法で、そのとき精いっぱいできることをするしかない。

そのための情報収集はするにしても、よりよい方法というのは常に考えていきたいところです。

まとめ:飛び抜けてトラブルの多い年だった2017年

何のトラブルもない、なんてことはまずないのですが、2017年は精神的・肉体的共に近年稀にみる程落ち込みがちでした。

特に会社を辞めたあたりのごたごたは、本当に神経をすり減らす日々。
生きていればこんなこともある、とある意味勉強にはなりましたし、以前よりも疑うこと・事前の確認の大切さを知りました。

長年一緒だった人ととの別れもありましたし、人間関係も考えなければいけない時期なのかな、という合図のようでもあります。

まだまだ、知らなければいけないこと、知りたいことがいっぱいです。

【書評】エクセル関数をゼロから極める本【VLOOKUP関数編】

今回はいただいた本のご紹介です。
エクセル関数をゼロから極める本【VLOOKUP関数編】


業務上Excelを使う方は多いと思うのですが、『VLOOKUP』という関数をご存知でしょうか?

どのような関数かというと、『指定範囲の中から検索条件に合致したデータを取ってきてくれる関数』です。
そこそこの量のデータを扱うまで私も使ったことはなかったのですが、使用方法を知るとExcelの世界が変わる関数だと思います。

使い方は、たとえば品番・商品名・個数・金額を紐づけておいてVLOOKUP関数で参照するようにしておくと、仮に金額が変更になったときも一括で変更ができます。
また、品番を入力すると紐づけた商品名を自動で表示させる、といったこともできるので、品番と商品名の取り違えも起こしにくくすることも可能です。

『指定範囲の中から検索条件に合致したデータを取ってきてくれる関数』というと非常に単純なように思えますが、活用できる範囲は非常に多岐に渡る関数です。

今回いただいたエクセル関数をゼロから極める本【VLOOKUP関数編】はサンプルと共にExcelのVLOOKUP関数を勉強することができる本となっています。

本の章立て

0章:【超初心者向け】数式・関数の基本知識
0-1:エクセルの「数式」とは
0-2:Excel(エクセル)の数式と関数の違いは?
0-3:エクセル関数の基本ルール
0-4:エクセルの数式・関数は「セル参照」を原則とすべき4つの理由
0-5:エクセルで1つの数式をコピペで使い回すために知っておきたい絶対参照・相対参照の使い分け方
0-6:エクセルの四則演算の使い方と計算の優先順番
0-7:「関数の挿入」はダイアログ入力より手入力がおすすめ!

1章:【初心者向け】VLOOKUP関数の基本テクニック
1-1:VLOOKUP関数とは
1-2:VLOOKUP関数の構文を理解しよう!
1-3:サンプルファイルで練習しよう!
1-4:VLOOKUP関数の仕組みを理解しよう!
1-5:VLOOKUP関数のポイント

2章:【中級者向け】VLOOKUP関数の「あるある」6選と応用テクニック
2-1:【あるある①】同じ「検索値」の複数列のVLOOKUP関数を1回のコピペで済ませたい!
2-2:【あるある②】VLOOKUP関数の検索を行なう表にデータ追加すると、いちいち数式中の「範囲」を直すのが面倒。。
2-3:【あるある③】VLOOKUP関数で検索を行なう表の右端をキーに検索をかけたい!
2-4:【あるある④】VLOOKUP関数で検索したい表の中に同じ「検索値」の別データがある場合、2つ以上のキーワードで検索したい!
2-5:【あるある⑤】VLOOKUP関数で「検索値」に指定したキーワードが「範囲」の中にあるのに、なぜかエラーになってしまう。。
2-6:【あるある⑥】VLOOKUP関数で検索をかけたい表が複数ある場合、いちいち数式中の「範囲」を直すのが面倒。。
2-7:【おまけ】「○以上の場合は□」の条件分岐ならIF関数よりもVLOOKUP関数の近似一致参照がおすすめ

3章:【中級者向け】VLOOKUP関数の7つのエラーの原因と解決策
3-1:VLOOKUP関数でエラーになるケースは全部で7種類
3-2:【エラー1】「この数式には問題があります~」というメッセージが表示
3-3:【エラー2】戻り値が”#NAME?”というエラー値
3-4:【エラー3】戻り値が”#VALUE!”というエラー値
3-5:【エラー4】戻り値が”#REF!”というエラー値
3-6:【エラー5】戻り値が”#N/A”というエラー値
3-7:【エラー6】戻り値が”0”の値
3-8:【エラー7】戻り値がユーザーの想定外の値(”0”以外)


0章:まずはExcelの基礎知識から

こちらの本はVLOOKUP関数をメインに取り扱った本なのですが、その前提となる参照の形式の違いや数式や関数の基本知識がないと、おそらく応用することは難しいです。

0章では数式の書き方などからフォローされているので、おそらくExcel初心者の方でも問題ない構成になっていると思います。
また、Excel初心者の方に向いた丁寧な説明のため、仮にVLOOKUP関数までは使わないんだけど、という方でも十分に役立つ内容です。

セル参照と四則演算、関数の呼び出し方などをおさえるだけでも充分な場面は多いですから、あまり自信がない方はこの章を読むだけでも得るものがあるでしょう。

私はというと、それなりにExcelは使えると思っていたのですが、細かな部分で知らない機能や入力方法があったりとてもためになりました。たとえば累乗は使う必要がなかったため、Excelでできること自体知らなかったり……。

もう一点、ポイントとしては早めに関数の手入力をおすすめされているところ。
確かにダイアログ入力*1は便利なのですが、より柔軟に数式を組むためにはどうしても手入力が必要です。
一見面倒そうに見えますが、早くから手入力の習慣をつけると後々便利ですし、打ち込む回数が増えればよく使う関数は手が覚えます。

初心者向けの段階で手入力をおすすめしているのは、個人的に良いことだなあと感じました。

1章:いよいよVLOOKUP関数の基礎

ここでは、ごくごく基本的なVLOOKUP関数の使い方の紹介がされています。

画像つきで説明されているので、初心者の方にもどういった関数なのか掴みやすいです。

著者の方はVLOOKUP関数でExcelにはまった、とここでおっしゃってますが、私も似たような経験があり、非常に共感しました。

Excel表計算ソフトですが、データの整理に使うと非常に便利です。
業務によっては、それまで人力で管理も行っていたことがほとんど自動化でき、管理自体も修正・変更が楽にできるようになります。
そうやって色々試していく内に、『これはExcelで効率化できるかな』ということを探し出すくらいにははまっていました。

2章:あるあるケースを提示しながら応用方法や別の関数を覚える
VLOOKUP関数をある程度使えるようになってくると、細かな不満が出てきます。

たとえば主キーは左端なのですが、右から三列目の番号からデータを呼び出したいとかそういうことです。

VLOOKUP関数単体ではできないことも、データの作り方を工夫したり、他の関数と組み合わせると解決可能なことも多いです。

そういったよくあるケースを取り上げて解説してくれているので、必要な部分だけ読む、といった読み方でもいい章だと思います。

3章:エラーとの付き合い方

VLOOKUP関数に限らないのですが、Excelで関数を使い始めると、よくエラーに遭遇します。たとえばセルに『#REF!”』と表示されているとか……それはもう日常茶飯事です。

エラーが出るということは関数の組み方がおかしいだとか、そもそも書式が間違っているとか色々な原因があるのですが、初心者の方は戸惑ってしまうポイントだと思います。なにか怖いですし。

この章ではそんなよくあるエラーの原因と解決方法を説明してくれています。

エラーが出てしまったら、落ち着いてこの章から該当のエラーの項目を読むと、原因を切り分けて解決していくのに役立ちます。

まとめ:初心者から中級者までフォローした本でした

こちらの本は著者の森田貢士さんからいただきまして、ちょうどExcelでのデータ整理が必要だったこともあり読ませていただきました。
ありがとうございました。

よくある「これがしたい」と「こんな問題が」に対応できる、とてもわかりやすい本で有難かったです。

今日日、ネットで調べればわかる事も多いのですが、断片的な知識は細かなところを取りこぼしたりしがち。
一からステップアップしていくのに非常にうってつけの本ですので、Excelを実務で使う方にはおすすめです。

*1:関数の挿入時、ポップアップで候補の関数が表示される機能