ろくろ首読了
ろくろ首著小泉 八雲|青空文庫
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帰りの電車に揺られながら、読み終わりました。
実は怪談話や民俗学系の話は結構好きなのですが、小泉八雲は怪談のイメージがあって気になる作家だったのです。
小泉八雲というと耳無芳一(http://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card42927.html)が有名ですよね。子供の頃に読んで震え上がったものでした。
感想ですが、お坊さんがとにかく豪胆で、強い。ろくろ首たちも、よりにもよって何故この人に狙いを定めてしまったのかと思う程に……ちょっぴり、気の毒になってしまいました。
あと、ろくろ首と言えばぐいぐい首が伸びていくアレのイメージがあったのですが、この作品に登場するのは切り離しタイプですね。確かそのタイプは飛頭蛮と言わなかったかなあとも思ったのですが、『首の部分でどうにかなる』という意味ではろくろ首の亜種でしょうか。
全体的にあまり怖くはないので、怪談話が苦手な人にもお薦めですよ。