私の好きな言葉 | ジャクリーヌ・デュ・プレ
興味そそられることはなんでも深入りしてみること。
それを大切にしなさい。
再発見し、提供し、どんなことをしても、それがもう一度花咲くように努力することです。
Jacqueline du Pre
デュ・プレ
1945-1987
河口湖オルゴールの森で見かけた言葉なのですが、以来好きな言葉で何度となく見返しています。
ジャクリーヌ・デュ・プレという人はまったく知らなかったのですが、夭折した天才チェリストで、多発性硬化症によって亡くなられたとのことです。
音楽家にとって、満足に演奏できなくなるというのはどれ程辛いか……というのは、想像に余りあるのですが、この言葉はとても力強いと思います。
この言葉の何が一体そこまで私に響いたのか
この言葉を見かけた頃というのは、あれができない、これができないと悩んでいました。
お金がない、環境がない、人脈がない、能力がない……そもそも好きなことがよくわからないという状態。
正直に言えば、ブログに何を書いていいのかさえも悩んでいました。こんなことを書いて変に思われないかとか、こんなの今更書くことでもないのではとか、こんなことを書くのはおこがましいことではとか、そういうことです。
でも、この言葉を見て、『そうか、好きとか嫌いとかじゃなくて、興味のあることはなんでもやってみたらいいんだ』、『興味のあることを、もう一度花咲くようにすることができたらいいな』と思えるようになりました。
以来変わったこと
ブログに何を書いたらいいのか、というのはあまり悩まなくなって、割とのびのび、興味のあることや思ったことを書けるようになりました。
日常生活でも、『これをやりたい』『興味がある』と思ったら、できる限りやってみるようになりました。
たくさんお金をかけたりできなくても、環境が整わなかったり、完璧でなくても、やろうと思えば意外とできることはあるのだということに気がつくことができました。
『それがもう一度花咲くように努力すること』については、まだまだ試行錯誤中ですが、自分の視点というのを大切にするようになりました。
それがもう一度花咲くようにするために
『再発見し、提供し、どんなことをしても、それがもう一度花咲くように努力することです』とありますが、具体的に何ができるかというと……今のところ、私には書くことくらいしかできません。
知識が豊富な訳でも、面白い文章や美しい文章が書ける訳でも、この人にしか書けないという個性的な文章が書ける訳でもない。
ブログを書いているのも、概ね自分のためです。だからほとんど『自分のために自分で提供している』とも言えます。
でも、せっかくこうしてWebに文章を書いているのですから、その文章を誰かがちょっとでも『いいな』『面白い』と感じてくれば良いな、と思っています。