トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

【お題】今年中に済ませておきたい身辺整理

今週のお題「今年中にやっておきたいこと」

年末です。
という訳でお題通り今年中にやっておきたいことですね。

あれこれ考えてみたのですが、大体身辺整理という感じの内容だったので簡単に列挙してみます。

身辺整理一覧

本の処分

あまり手間をかけたくないのでブック〇フ等を予定。
特に希少な資料本もないので、そういうところに気を使わなくていいのは楽ではあります。

冷蔵庫の整理

特に調味料などの整理や、冷凍庫や食糧庫の確認。
乾物系統は賞味期限が長いことの安心感から、却って賞味期限を切らせてしまいがち……。

大掃除

普段は手が回らない水回りや台所などまとめて。
汚れを溜めなければいい話なのですが、なかなかそうもいかないですね。
排水溝の掃除用にちょっと洗剤を買いに行こうかなくては。

細々した物の整理

小物や書類など。
シュレッダーが壊れてしまって書類は溜めがちだったのですが、仕方がないので手作業で頑張りたいと思っています。
新しいシュレッダーを買うことも考えたのですが、まず古いシュレッダーを捨てないと……。

服の処分

普段着ていると案外気づかないのですが、端が綻びたり、ちょっとヨレっとしていたり……という服があったりします。
新年を迎える前に処分するものは処分してしまいたいですね。

メールの整理

メールって溜りがちです。
あれこれ登録していると(特に転職サイト)、とにかく一日何十通も来て目を通すのも大変……。
関係ないメールはそもそも目を通すことさえしていないので、未読メールだけでも500通以上溜まっています。
新年に向けてメールボックスをすっきりさせておきたいですね……。

PC内のデータ整理

DLしておいた素材とか、画像とか、作りかけのものとか……結構ごちゃついているので、フォルダをきちんと分けて整理したいところです。

処分にひと手間かかる物の整理

上で挙げましたが、シュレッダーとか壊れたノートパソコンとか、割れたお皿とか電球とか……ゴミ出しにちょっとひと手間かかるものは結構残しがちでした。
そういう訳なので、捨て方を調べて今年の内に捨てられればなあと思っています。

まとめ

この時期から新しいことをするのも何か中途半端な気がしますし、やりたいことと言われると整理中心になるなあと感じます。
整理以外でやりたいことと言うと、例年通り今年の振り返りをしたり、伸ばし伸ばしにしていた手続きや、年末休みに入ってしまう前に病院に行ったりその程度でしょうか(鼻風邪を引いて、体力の低下からヘルペスが出たり、軽い副鼻腔炎になってしまいました…)。
年末はばたばたしますが、着実にひとつづつ片付けていきたいところです。

【書評】2017年に買ってよかった本 コミックから小説、ビジネス・実用・その他まで

今週のお題「今年買ってよかったもの」

今年を振り返ると、特段これといって大きな買い物はしていないのですが、例のごとく漫画や本はそれなりに読んでいたので、買って良かった本をリストアップしてみることにしました。
※基本的にはkindleで買っているのですが、中には紙の書籍もあります。

コミック

オリオリスープ

オリオリスープ(1) (モーニングコミックス)

オリオリスープ(1) (モーニングコミックス)

最近4巻で完結しましたが、最初から最後まで好きな作品でした。
基本的なあらすじは、主人公の食いしん坊のブックデザイナー・原田織ヱが美味しそうな汁物を食べ、他の人と関わっていくというもの。
大好きな祖父の死以降、やや自暴自棄なところも見られた彼女ですが、少しずつ自分や周囲の人と向き合っていきます。
料理の描写が美味しそうで、また描きおろしの捨遺なんかも読んでいて楽しい、素敵な漫画でした。

不滅のあなたへ

不滅のあなたへ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

不滅のあなたへ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ファンタジー。
不死の存在の『フシ』は、様々な人々や生き物と関わり、彼らの死と引き換えにその姿を写し取り、成長していきます。
少しずつ自我が育ってきたフシですが、死と引き換えに関わった人の姿や能力を得るということに苦しみ、そしてそれを奪おうとしていく存在と戦うことを強いられます。姿を奪われると、その人のことも忘れてしまうのです。
不死のフシと違って他の登場人物たちは……というところを考えるととても悲しい。
色々と謎の多いお話ですが、この先どうなっていくのか楽しみです。

ALL OUT!!

ALL OUT!!(1) (モーニングコミックス)

ALL OUT!!(1) (モーニングコミックス)

高校生ラグビーの漫画。
あまりスポーツ漫画は読まないのですが、話の展開や登場人物の書き込み方に引き込まれて、たぶん10回以上は繰り返して読んでいる気がします。
一応、主人公は背の低い新入生・祇園健次なのですが……練習試合をした際に言われた「ボールを持ってる奴が主役なんだ」という言葉通り、他のキャラクターも主人公並みに書き込まれているように思います。
よくありがちな『すごい才能を持った新人が強敵をどんどん倒していく』という話ではなくて(もちろん成長はしているのですが)、周囲と協力することの大切さやそれが生み出す力に重きが置かれているようですし、また対戦相手の心情や設定などもとても細かい。
どの登場人物も可愛いしかっこいい。
まだまだ続きそうなのですが、試合の結果がどうなるか、知りたいような知りたくないようなそんな作品です。なにしろ全ての試合が終わったら三年生、卒業してしまいますから……。

ゆるキャン

ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

女子高生たちのキャンプ漫画。
実は作品舞台は結構知ってまして、なんとなく親近感。
タイトル通りゆるい感じかと思いきや、道具の描写は細かいし絵もシンプルな線で綺麗。
なにより登場人物がみんな可愛いです。なでしこはとっても犬っぽい。
今はオフシーズンの冬のキャンプがメインですが、その内他の季節にもキャンプに行く予定らしく、続きが楽しみです。
今月出る5巻(ゆるキャン△ 5巻 (まんがタイムKRコミックス))もばっちり予約済です。

アニメタ!

アニメタ!(1) (モーニングコミックス)

アニメタ!(1) (モーニングコミックス)

アニメーターの仕事漫画。
主人公は新人アニメーターの幸ですが、実力的に使い物にならない、というマイナススタート。
元アニメーターの作者さんが描いているためか、アニメーターという仕事の現実があれこれと描かれており……あまりに過酷だなと思います。
ときどき、アニメーターの方の薄給問題というのがインターネットで持ち上がりますが、これではまず食べていけないし育つのも難しいはず……。
それを成り立たせているのは結局のところアニメに対する愛という他ないのですが、問題は山積みです。
愛と根性だけでは届かなかった壁が主人公の前に立ちふさがりますが、今後の展開が楽しみです。

小説

狐笛のかなた

狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた (新潮文庫)

昔の日本のような国で繰り広げられるファンタジーです。
産婆の祖母に育てられている少女・小夜、屋敷に閉じ込められている少年・小春丸、敵国の呪者に使役されている霊狐・野火が中心となって展開していきます。
要約すれば恋と解放の物語なのですが、自然や人の感情に対する濃やかな筆致が読んでいて引き込まれます。

鹿の王

鹿の王 1 (角川文庫)

鹿の王 1 (角川文庫)

民族調のファンタジー。
病と生と死を巡るというか、読んでいると自分の身体の中に居る微細な生物やそれぞれが奇跡的なバランスを保っているんだなあ……と感じます。
食べ物や自然描写はやはり圧巻。
暇さえあれば何度も読み返してしまいます。

楽園の魔女たち

楽園の魔女たち ?賢者からの手紙? (集英社コバルト文庫)

楽園の魔女たち ?賢者からの手紙? (集英社コバルト文庫)

それぞれのっぴきならない事情で、魔法使いに弟子入りした4人の少女たちと師匠のお話。
テンポのいい文章と展開、しかし徐々に明らかになっていく大きな謎……と今読んでも文句なしに好きです。
このたび、待望の電子書籍版として復活。読み返して、懐かしさにちょっと涙が出そうでした。
実は地味に電子書籍化要望出していたのですが、少しは貢献できたのでしょうか。

パンドラの少女

パンドラの少女

パンドラの少女

いわゆる、ゾンビもの。
未来、大量発生したゾンビにほとんど壊滅させられた人類ですが、一部特殊なゾンビの子供たちを『教育』できる可能性があり――というのが話の筋です。
ゾンビの少女メラニーは大変聡明で、先生が大好き。けれど薬がないと人間に対する強烈な捕食衝動を抑えることが難しく……「噛んだりしないよ」という彼女なりのジョークが痛々しい。
最後はそう決着するのか、というエンドが用意されており、そこまで含めて楽しむことができました。
映画化もされているようなのですが、そちらは観たことがないです。

アイの物語

アイの物語 (角川文庫)

アイの物語 (角川文庫)

衰退してしまった人類と、それに敵対するアンドロイドという世界のお話。
昔の物語を蒐集している語り部がアンドロイドに捕まってしまいますが、傷つける意図はなく、ただ架空の物語を聞かせたいだけ、と言われるところから始まります。
語られる物語を通して徐々にアンドロイドの意図が明らかになっていく――という話なのですが、結末が美しいと思いました。
夢がフィクションを作り出し、それを引き継ぐものがいて壮大な計画を実行しようとしているという流れがとても良かったです。

ビジネス・実用・その他

問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール

問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール

問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール

読書猿Classic: between / beyond readersという、勉強法とか思考法とかそういったことを扱っているブログの方が書いた本。
内容はタイトル通りなのですが、歴史の紹介もありコラムとして読んでもかなり面白い。
リニアな問題解決とサーキュラーな問題解決というのは気づかなかった視点でした。
実は前作のアイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツールも買ったのですが、私はアイデアを出すよりも『今ここにあるこの問題をどう解決するか』という方が好きなようで、こちらの本の方が現状は私には合っていそう。
アイデア大全は問題解決を考える上でアイデアが必要になったら参照できるかなあとも思うのですが。

Photoshopペイントメソッド

Photoshopペイントメソッド

Photoshopペイントメソッド

Photoshopでアナログ風のイラストを描くには、という技法解説書。
ブラシの設定やマスクなど、手順が丁寧に載っていて、Photoshopの使い方を勉強するのにとても役に立ちました。
「えっこれ途中でどうやったの?」「なんでこうなるの?」がほとんどなかった本で非常に見やすかったです。

Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ

Cooking for Geeks 第2版 ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)

Cooking for Geeks 第2版 ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)

美味しくなる科学的な原理や由来なんかをあれこれ詰め込んだ料理技法書……という感じ。
レシピももちろん載っているのですが、一般家庭で全部作れるものではないにしても、食事に興味のある人ならコラム的に読むとかなり面白いです。

発酵の技法 ―世界の発酵食品と発酵文化の探求

発酵の技法 ―世界の発酵食品と発酵文化の探求 (Make:Japan Books)

発酵の技法 ―世界の発酵食品と発酵文化の探求 (Make:Japan Books)

発酵について取り扱っている本。
私は甘酒を作ったり、ヨーグルトを作ったり、鹿の王 1 (角川文庫)人とミルクの1万年 (岩波ジュニア新書)で発酵食品に興味を持ったので手に取ってみました。
読んでいると色々実験してみたくなるのですが、今のところ場所がないのでちょっと難しい。
それでも読んでいるだけで楽しい本です。

デザインの仕事

デザインの仕事

デザインの仕事

デザインという仕事について、寄藤さんが考えていることをつらつらと話している本。
寄藤さんといえばブックデザインもやっていらっしゃる方で、シンプルな絵に大きな文字、という感じの装丁を何度か見かけた記憶があります。
絶対の正解のないデザインという仕事を続けていく中で、どういう意図で仕事をしてきたか、そしてこれからどうなっていきたいのかといったことが割合に率直に語られていて、読んでいて素直に面白くて興味深い内容でした。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

最近あちこちで言われる「バレットジャーナル」の一番シンプルなやり方を解説してる本。
このバレットジャーナルですが、「何でも一冊のノートにまとめてしまう方法」と言えますが、やり方はとてもシンプルだし好きにして良いのです。
普通のノート一冊でできるので、使いさしのノートでもなんでも、手元にあるものから始めてしまえるのが気楽です。
昔から手帳を使うのがどうもうまくいかないタイプで、現在はマンスリーの一番シンプルな手帳にしていますが……それだとたまに書ききれないことがあります。
今つけているのはスケジュールと行った場所、食べたもの記録などですが、その内読書記録も付けられたらいいなあ。
という訳で、年明けからはマンスリーの手帳に普通の手帳を合体させてバレットジャーナルとして使っていこうかなと思っています。

新版「願いごと手帖」のつくり方

新版「願いごと手帖」のつくり方 ー 書くだけで運と幸せが集まる

新版「願いごと手帖」のつくり方 ー 書くだけで運と幸せが集まる

願いごと手帖とはなにか? というと「こうなったらいいな」をひたすら手帳に書き留めておく、ただそれだけ。
別にオカルトではなく、たとえば『素敵なカップが見つかる』と手帖に書いておいて実際に見つかったら、「嬉しい」って気分になりますよね。
書かなかったとしてもカップは見つかったかも知れませんが、それだとそもそも「素敵なカップが欲しい」という気持ちに気づいていなかったかも知れません。そうやって自分がしたいこと、欲しいものに気がつくきっかけにし、叶ったら素直に喜んで楽しい気持ちになる。そういうものです。
実は改定前の本も買っていて、その頃はりきって願いごと手帖を作って……で、『叶わないじゃないか』と1年ほど忘れてました。久しぶりに開いてみたら、あれっ結構叶ってるなとなかなか楽しい気分に。
脳科学の観点からも理にかなっているらしく、そういったコラムも含め以前のものよりかなり書き足されています。

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の大百科事典

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本の辞典版。もうちょっと色々説明が加えてあったりして相変わらず読みやすいです。
おかげで英語は矢印、というのは段々理解できるようになってきましたが実践となるとまた話は別で……。
英語のハードルをぐーんと下げてくれる本なので、ちょこちょこと手引き代わりに読んでいます。

まとめ

という訳で、今年買った本の中で特に良かった本でした。
今年は色々な環境の変化があったためか、コーディングよりはデザインとか絵の方に興味がいっているような気がします。
あと料理とか、記録をすることだとか。
徐々に読む本が変わっている部分と、まったく変わらない部分と色々ありますが、変化しているようです。

ちょっとでも面白そうという本がありましたら、年末のお供にお手に取ってみてはいかがでしょうか。

ニコニコ動画について、約10年弱のプレミアム会員の備忘録

ここしばらく、どうもニコニコ動画が不穏

niconicoサービスの基本機能の見直しと今後に関して|ニコニコインフォ

私はというと、たぶん今は珍しいニコニコ動画のプレミアム会員です。

プレミアム会員である理由は、単純に画質・読み込み速度・広告の非表示といったところを求めているからで、正直動画以外のサービスはほぼ使っていません。生放送やアニメもほとんど見ないので、本当に動画だけという感じ。

一般会員の不便さを考えると、月額540円……まあスタバの期間限定フラペチーノを月一回くらい、我慢しますねって感覚です。
主に見ているのはゲーム実況、TRPG関連で、テレビのような扱いです。

四捨五入すると10年程ニコニコ動画を観ていますが、youtubeと比べると、

  • タグ検索やランキング、マイリスト等の使い勝手
  • 全画面表示したときに動画サイズをブラウザ依存にできる
  • 動画上に流れるコメントという便利さ
  • ニコニコ動画の投稿者で好きな人がいる

……という要素のために使い続けてるんだろうなあと思います。

最近のニコニコ動画の使われ方

ニコニコ動画の方には低画質な動画をアップしておき、youtube等の外部サイトに高画質版として誘導……というケースがかなり多いです。
ここから推測するに、入り口はニコニコ動画でも最終のアクセスは外部サイトに流れている訳で、トンネルのように使われている気がします。

何故そのようなことが行われるのか

原因としては以下の二点がメインだと思われます。

  • ニコニコ動画はアップローダーの仕様でどうしても低画質になる
  • 読み込みが遅い

一般会員の場合、この現象は更に顕著です。
以上の動画サイトとして致命的とも言える安定性のなさが外部サイトに流れてしまう原因です。

こういう使われ方をしていると、サーバ等の容量は使われるのにアクセスは外部サイトに流れてしまうので、ニコニコ動画にとってメリットは薄いでしょう。

余談:ニコニコ動画のコンテンツの質は落ちたのか?

動画の質そのものの平均値は、昔と比較してむしろ上がっているのではないでしょうか。

画面の見やすさを考えて構成・配置してくれている投稿者も多いです。

画質の面でも昔よりはエンコードの技術が広まっているようで、上がっているように見えます。

音量調整についても大失敗という動画はあまりないです。

おそらく、先人の試行錯誤の結果投稿者自身も目が肥えているのでしょう。

下ネタが流行っているのはまあ今に限らずだしなあ……。

ニコニコ動画は一体どこで失敗したか

これは色々なところで言及されていますが、概ね以下になるのではないでしょうか。

  • ユーザーの望まない方向に突っ走り続けた
  • 小手先の機能追加や変更、イベントを続けた結果、本来割くべきリソースを食いつぶした
  • マネタイズの方法を真剣に模索しなかった(赤字がネタじみた雰囲気で扱われている面から、私はそう受け取っています)

『動画サイト』という本分を外れさえしなければ、それで良かったんじゃないかなあと思います。
おおよそ10年ほどの世間の流れを振り返ってみましたが、動画サイトそのものは伸びていく分野だったので、うまく乗れれば成長できたはずです。

サービスをのぞいてみれば、ニコナレ、RPGアツマール、ブロマガ、ニコニコニュース、ニコニコ立体等と色々並んでいますが、正直こういうのは『動画サイト』の本分ではないような気がします。

今後ニコニコ動画はどうすべきか

個人的には以下のように考えます。

『動画』に直接関わりの薄いサービスを切る

既にサービスを使っている人もいますが、動画へのアクセスに貢献しないサービスは停止することも必要なのではないでしょうか。

結局、いくらKADOKAWAがついていたとしても資金力には限界があるのですから、肥大し過ぎたコンテンツは整理が必要です。

画質と動画読み込み速度については無料会員とプレミアム会員の差を無くす

資金的に難しいのかも知れませんが、会員の大多数は無料会員です。

無料会員に広告が出ることは仕方がないとしても、動画サイトの本分の部分については全員に開放していかないと、別のサイトにアクセスが流れるだけになると思います。

画質でyoutubeに並べとまでは言わないのですが、一般会員の酷い画質と読み込み速度が改善されるだけでもだいぶ変わるのではないでしょうか。

権利関係の線引きをわかりやすくし、投稿者がよりコンテンツを投稿しやすくする

ニコニコ・コモンズという動画用の素材等を投稿するサービスがあるのですが、この中に公式素材というものがあります。
commons.nicovideo.jp

それから、許諾楽曲というものも実はあって…
license-search.nicovideo.jp

これらは公式の権利者が『このコンテンツはニコニコ動画内で使用してもOK』と許可を出している種類のものです。
今は著作権について、かなり注意が集まり始めてきました。

こういった権利関係をニコニコ動画の方で明確にしている作品が増えれば、投稿者も安心してコンテンツを作ることができるのではないでしょうか。
例えば『ニコニコ動画内であれば実況可能な人気のゲーム』や『素材として使用可能なアニメ・音楽』等があれば、投稿者にとっては強い動機付けになると思うのです。

そうやって面白いコンテンツが投稿されれば、結果的には利用者も増えるかと思います。

まとめ

という訳でつらつらと述べてきましたが、結局のところ下記が改善点なのではないでしょうか。

  • 動画サイトとしての本分を思い出そう
  • 投稿をしやすい環境を整えよう
  • リソースを適切に振り分けよう

色々ありますが、面白い動画もたくさんありますし、ニコニコ動画の終了という形でそういったコンテンツが消えてしまうことのないように祈っています。