トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

RENAULT LIGHT10 で輪行してみた

輪行中の写真

先日買ったRENAULT LIGHT10輪行をしてみました。

結論から言うと、輪行は思った以上に良いものでした。

輪行袋

買った輪行袋はこちら。250gとかなり軽量

いわゆる肩紐式で、袋で吊るのではなく自転車本体に肩紐を引っ掻けて持ち上げる形式の輪行袋です。
ロードバイクではポピュラーな形式ですが、折りたたみのミニベロ、しかも20インチ用ではちょっと珍しいかも知れません。

この形式の輪行袋の良いところは、薄くて軽いところ。重さ250gほどで、体積としては500mlペットボトルくらい*1

なお、肩紐を出す穴は開いていないので、ファスナーを少し開けて紐を出す必要があります。

布の感じは防水ではないように思いますが、この辺りはテストしていないので不明です。撥水加工くらいなら自分でしても良いのでこの辺はあまり気にしていません。

それと、他の輪行袋に比べるとすごく安かったのも決め手です。安いと改造も気兼ねなくできますし。

輪行のやり方

基本的には駅の外の、邪魔にならない場所で自転車を畳んで袋に入れて入場という流れ。

注意点としては人の邪魔にならないようにすること
利用者が少なめの時間帯で、乗るのは先頭車両か最後方車両などの端っこがねらい目、らしいです。

1.自転車を畳む

[自転車を畳んで肩紐をかけた写真
自転車を畳んで肩紐をかけたところ

たたんでホイールを紐で固定し、肩紐を掛けたところ。

RENAULT LIGHT10の場合、純正では折りたたみサイズは83cm×45cm×62cmの11kgほどになります。

2.肩紐を掛ける

自転車を畳んで肩紐をかけた写真
肩紐部分拡大

私なりのやり方になりますが、肩紐の掛け方でだいぶ悩みました。
折りたたみ自転車は機構が各社違っていて(そこが面白いところなんですが)、ロードバイクのように共通の肩紐の掛け方……というのはないようなのです。

なので、あくまでRENAULT LIGHT10での私の輪行の仕方として参考までに載せておきます。

肩紐を掛けている位置は、フロント部分のヘッドチューブトップチューブの間と、サドルの2か所です。
肩紐の両端はこちらのやり方で輪っかにしてあります。

blog.worldcycle.co.jp

フロント部分のヘッドチューブトップチューブの間に引っかけるのもこのやり方で、サドル部分には大きめに作った輪を通して吊っています。

3.輪行袋に入れる

自転車を畳んで輪行袋に入れた写真
輪行袋に入れたところ

ファスナーを全開にして床に広げて、その上に畳んで肩紐をかけた自転車を置きます。
あとはファスナーを肩紐が出るくらいまで閉じて終わり。

最初から床に輪行袋を敷いてその上で作業しても良いのですが、自転車をたたむむときに袋がくしゃくしゃになってしまうので、私は後から載せる方式です。

持ち上げながらたためるくらいに腕力があれば先載せで大丈夫、かも。

4.肩紐で担いで移動する

紐はできるだけ短くして、脇の下に本体が来るくらいの位置にした方が安定します。

腕力で持ち上げると腰を痛めるので、しっかり屈んで紐に腕を通し、腰に載せるようにして足の力を使って持ち上げると良いです。

肩にどうしても荷重が集中するので、辛かったら担いだあとシートステー*2あたりを掴むと安定します。

故障の原因になるので、線を引っ張ったりディレイラースプロケット*3辺りは触らないように注意が必要です。

小口径自転車での輪行の感想

メリット

単純により遠い場所に行ける、というだけでなく、道路事情が悪い区間をスキップできたり、疲れたりトラブルがあったなどの場合でも、とりあえず帰ることができるなど、安心感と自由度が高いと思いました。

今までは「ここでパンクしたらどうしよう…」というなんとも言えない緊張と共に走っていました。その点では持ち歩きの負担が少ない軽い輪行袋にして良かったと思っています。

また、移動先での小回りの利く足として、小口径の折りたたみ自転車はかなり良さそうです。
歩きでは遠い、車では近いをちょうどよくカバーできるので、輪行と組み合わせると散策の幅がすごく広がります。

乗っている間に限れば、荷物の積載もできる車種なら疲労度も少ないです。

デメリット

車種の問題なのですが、RENAULT LIGHT10 の約11kgという重さは、女性が輪行するにはかなりギリギリだと感じました。

これだけ重さがあると気軽に輪行、という感じではちょっとないです。駅構内の移動がだいぶ辛いので、少なくとも15分電車に乗る程度では労力とペイしない感じ*4

たたんだ状態でも大きさがあるので、駅の特大ロッカーには入らず手ぶらになるのも難しいです。
そのためひとりだと、トイレに行くにもちょっと苦労します。外の駐輪場にとめるとか、レストランに入ったときにお店の人に見ていてもらうとか、大きな個室に入るなど、少し工夫が必要。

まとめ:今後輪行はどうするか

多少大変ですが、今後も輪行はしてみたいとは感じました。なにしろ自由度と安心感が素晴らしい。

輪行するときは思い切って遠くまで、という感じになるのではないかと。
あとは走れるところまで走って帰りは輪行でとか、その逆とか。

輪行袋も少し改造してみたいかなと思います。
大きな不満はないのですが、もうちょっと小さくたためるようにならないかなとか、肩紐を出す穴が欲しいなとか不便がない訳ではないので。

元々生活の足として買ったものの、輪行で色々やってみたいことができたので、これからが楽しみです。

関連記事

kuichi.hatenablog.com

*1:ちなみに、輪行袋はトラブルにも備えて持ち歩きたいと考えているので、袋本体だけで1kgなどになってしまうものは候補から外すことに。輪行袋自体で自転車の重量を支えるものは、強度が必要になるため袋自体が重くなる傾向がある。代わりに肩紐をかけるという作業がいらないので、輪行作業自体は若干簡単にはなるのがメリット。

*2:リアタイヤのあたりのフレームの名称

*3:変速の機構部分。歯車など。

*4:急行でもない限りは、たたむ時間と解除の時間含めて、自走してもそれほど時間は変わらないと思われる