トワイライツ・ノーツ

読書感想と自転車と雑記

書評

乙嫁語り 6巻読了

乙嫁語り6巻を読みました。 アミル・カルルク夫妻は相変わらず仲睦まじいものですが、以前から続いていたアミルの実家からの騒動がひと段落ついた形です。 その終わりが何とも言えず、そうか、そういう収め方をするのかーと思う反面、うん、そういう形が一番…

きのう何食べた?8巻読了

きのう何食べた?買ってきました。 7ページの筧さんが超悪い顔してる! (まさしく『山吹色のお菓子を受け取った顔』をしています) 作中で子供が生まれたり、またとある人が亡くなったり、この漫画はサザエさん形式ではなくてちゃんとみんな年を取ってるの…

くーねるまるた3集読了

くーねるまるた 3 を読みました。 今回もマルタさん可愛い。登場人物の女性達も好きです。 そして食べものが美味しそう(これ重要)。 黒胡椒せんべいに更に黒胡椒(それもミルで挽いたやつ)を大量トッピング! とかせんべいを買って帰る道すがら、我慢しき…

白菊読了

白菊著:夢野久作|青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card1120.html 読み終わりました。 作品については、ああ、夢野久作らしい(といってもまだ数作品しか読んでいないのですが)感じなのですが、ひとつ気になった言葉がありました。 『面黒…

ろくろ首読了

ろくろ首著小泉 八雲|青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000258/card50327.html 帰りの電車に揺られながら、読み終わりました。 実は怪談話や民俗学系の話は結構好きなのですが、小泉八雲は怪談のイメージがあって気になる作家だったのです。 小泉八…

くーねるまるた読了

少し前から気になっていたくーねるまるたという漫画を読み終えました。 内容は、築70年、風呂なしアパートで暮らすポルトガル人の女性マリア・マルタ・クーネル・グロソさん*1の日本でのつましいながらも楽しい日々を綴ったものです。 このマルタさん、名前…

華胥の幽夢読了

久しぶりに十二国記シリーズを一冊購入しました。 華胥の幽夢という短編集です。 久しぶり、というのは高校の頃に図書館で見つけて以来とても好きな作品なのですが、いかんせん続きが出ない……ということで、卒業後、平均年一冊以下のペースで少しずつ集めて…

外科室 読了

泉鏡花の外科室を読みました。 話の始まりは、伯爵夫人が手術の折り、何と麻酔をかけずに行って欲しい、でなければ手術は受けない、と言い出したこと。 その理由が、夫人には秘密があり、麻酔をかけられたらうわ言でその秘密を喋ってしまうかも知れないから…

動く漫画(ReComic)なるものを読んでみた

電子貸本Renta!(http://renta.papy.co.jp/renta/)を開いてみたら、ReComicなるものが配信されていました。 どうやら、『動く漫画』ということらしく、とりあえず様々な効果が施されているようです。 ちなみに、読売でも記事がありました。 “動く電子コミッ…

読み返す本たち(一般編)

ミステリ百科事典 (文春文庫) posted with amazlet at 14.09.03 間 羊太郎 文藝春秋 売り上げランキング: 252,625 Amazon.co.jpで詳細を見る ミステリを書こうという訳ではないのですが、読み物として面白いです。 眼、血、手などといった人体各部、動植物、…

天印と受験の帝王の話

屍体と民俗著:中山 太郎 http://www.aozora.gr.jp/cards/001420/card50270.html を青空文庫で読んでいたのですが、 死人の頭を黒焼にして服すると、病気に利くと云う迷信も近年まで行われていた。俗にこれを「天印(テンシルシ)」と云い黒焼屋で密売し、そ…

読み返す本たち(小説編)

一度読んで終わりという本もあれば、何年経っても、何度も読み返す本というものもあります。 やはり、何度も読み返す本となるとさほど数が多い訳ではありません。 本棚を整理したので、一部ご紹介したいと思います(既に絶版となった本も多いですが…)。 小…

ヌテッラの誘惑

イタリア人アレッサンドロ・ジェレヴィーニ氏の手になる、食べたいほど愛しいイタリアという本を読みました。 これがなかなか面白かったです。イタリアと言えば食事が美味しいイメージがあるのだけれど、やはり食べ物に関しての話が面白い。 著者のジェレヴ…